2005 年08 月14 日
石垣カフェ
京都は百万遍、京大のはじっこに開店されている「石垣カフェ」に行ってきました。
東西に走る丸太町通りと南北に走る東大路の交差点を百万遍と言うそうで、そこの南東の角に京大の敷地/道路の境界に石垣があります。
その上に、足場用鋼管で組み上げられた「石垣カフェ」。
事の起こりは、この石垣の裏にある学生寮を取り壊すのと同時に、石垣も無くす予定という事を聞いた学生が、百万遍の風景を作っている石垣を無くす事に反対し、その活動の一環として開店したのだそうです。
何度かその前を通ってはいたのですが、ゆっくり寄りたかったので次の機会…と思っていたら、今度の16日に閉店するんだそうです。
何でも大学との折衝で、石垣の一部は切り欠くもののその殆どは保存される事となり、当初の目的を達成したことで店じまいなんですね。
かれこれ半年程の営業期間に、常連さんもたくさんいたみたいで「続けてよ」という声もあるそうですが、店員さん曰く「自分の生活もありますので…」(笑)とおっしゃっていました。
安保の頃の学生運動とは全く雰囲気の異なる、何とも緩い感じの「運動」が時代を感じさせます。
開店している期間中、大学当局も見回りに来ていたんだそうですが、「どう?」とか「事故とか無いようにね」など、平和な感じだったんだそうです。
僕が学生時代の時、サークルの会合をしていたら運動家の人がいきなり入ってきて演説を始めようとしたことがありました。
当時のサークル主将が追い払いましたが、そんな強硬な活動は実りが少ない事を現代の学生は理解しているんでしょうね。
あ、僕が活動家だった訳ではありませんので。
お店の天井には、この半年間で貼られてきたチラシがびっしりと。
メニューにあったかき氷のシロップのうち、怪しさ爆発の一品「石垣味」。
味見した所、どうやら杏露酒を煮詰めた感じがしました。
僕はなかなかおいしいと思いましたが、注文してみた女性は「うわっつ!」と一言。
自由帳ノートが置いてあったので、「おつかれさまでした」と書いてきました。
投稿者:やat 01 :10| お出かけ | コメント(2 ) | トラックバック(0 )
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◆コメント
今日と明日、あの場所で
【百万遍カルチェラタン】(いさがき祭)があります。
そして明日の大文字の火が消えるころには
石垣カフェも解体されます。
妙に落着いた場所だったので、少し残念だけれど
解体の日にふさわしいかもしれません。
学生達、よく頑張りましたよね。
今どきの若者も素敵だなって思いました。(^-^)
投稿者: さくら : at 2005 /08 /15 20 :03
◆コメント
まいどです。
盆地を囲む山という山で送り火というのは、盛大ですね。
双方納得した目出度い締めだから、やっぱりふさわしいのかな。
投稿者: や : at 2005 /08 /16 09 :10