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2005 年5 月28 日

「トゥルー・ラブストーリー」シリーズについて(雑記)

 ・トゥルー・ラブストーリー(PS)
 すべてはここから始まった。シリーズ第一作目。
 ゲーム史に名前を残しかねない「ときめきメモリアル」(PCE)を模倣したかのような作品、・・・にしか発表時には思えませんでした。
 はっきり言ってキャラクタも全然かわいくないし、受けるはずがないと思ってました。(とはいえ、「ときメモ」も取り立ててかわいいキャラクタではありませんでしたが。)

 転校という一つのきっかけで動き始める主人公。残された期間は一ヶ月。この短い期間の間に、知り合い、仲良くなり、(ヒロインに)告白、という形が基本の流れになります。

 プレイしてまずカルチャーショックを受けるのが、通常時の「会話を会話として成立させていない」事でしょうか。このシリーズ最大の特徴ともいえるのですが、「・・・って、・・・なんだって」「へぇ、そうなんだ。それって良いわね」といった具合に、内容が全くわからない会話になっています。ヒロインとの会話も楽しみの一つだと思っているとあっけに取られてしまいます。
 しかし、会話のバリエーションの限界から毎回のように同じフレーズを繰り返されるよりも、会話内容をプレイヤーの想像に委ねるという判断は正解だったのではないかと思います。
 会話になってないのですが、それでも親密になる様子がそれだけでも充分理解出来る、感じられる、というのは非常に凄い事だと思います。

 本作品の最大の売りである「下校会話」ですが、これは良いです。「ときメモ」では味わえなかった「ドキドキ」がここにはあります。女の子と一緒に歩くわけですが、興味を惹く話題を選びつつ相手をドキドキさせすぎないよう(あまりドキドキさせてしまうと途中で逃げるように別れます)にする。相手の一つ一つのリアクションが堪りません。この「下校会話」の存在一つで「あのときメモを超えた!」と当時は思ったもんです。(遠い目)
 キャラクターの絵に関しては正直上手いとは思えませんが、作品にマッチしていると今では思えます。基本のシステムがしっかりしているからこそでしょうけど。 
 プレイ時間は1周4時間程度なので気軽にプレイ出来ると思います。積んでる人はぜひプレイしてあげてください。
 OPを仲間由紀恵が歌っているのは時代が早すぎたということでしょうか。

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投稿者:F.Aat 08 :43 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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