2005 年02 月26 日
天然漆の香りを腹いっぱいに吸い込むしあわせ
H17.2.7分(blogを移したので、今までの日記は再編集してupしときます)
私はまぎれも無く漆フェチである。
生漆の匂い(なんかチーズっぽい香り)も、
液状の漆のトロトロとした質感も、
やたら技術と手間と環境を求める面倒くささも、
大好きだ。(実際面倒くさいのは親方だろうが・・・)
なにより本堅地での塗り面の艶はただ眺めているだけでも幸せなのだが、触ったときの肌触りがたまらないっ!!
私が塗板などを無言で撫で撫でしている姿を、よく親方は心配そうに柱の影から眺めている・・・
「こいつは大丈夫だろうか・・・」
昨日は修理のお客様の仏壇の塗作業を、報告書用に撮影しました。
鼻をひくひくさせ、漆の香りを胸いっぱいに吸い込みながら恍惚の表情でシャッターを押す僕に対して不快感を得ながらも、集中して塗り上げていく親方はさすがだ!
投稿者:与五朗(よご)at 17 :36| 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )