2005 年03 月03 日
木地職人 永島!!
親方(塗箔師)と永島さん(木地師)、私で月例ミーティング。議題は木地製作の効率化について。
美川仏壇の木地は合板を一切使わず、クサマキやイチョウなど高級材を使うため、材料費が結構かかる。
うちの永島さんは徹底したこだわりで作りこむ根っからの職人のため、今じゃ日本でも屈指の木地師で、製作期間が極端に長い。
にもかかわらず、仏壇の寿命を決めるともいえる木地の地位が仏壇業界では非常に低い。故に、材料代や職人の技術の関わらず価格が抑えられており、稼動すればするほど赤字になりかねない部門となった。
親方は永島さんの技を失わせないため(後継者育成のため)に、男気で木地部門を立ち上げたところがある。企画営業担当の私としても、なんとか事業として軌道にのせるためにがんばらなくてはならない。
仏壇の価値は見てくれの派手さではなく、木地や下地塗りが大切であることを皆さんに伝える努力も必要だと反省した。
投稿者:与五朗(よご)at 12 :19| 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )