2005 年03 月20 日
工房図鑑@ 漆刷毛
工房図鑑@ 漆刷毛漆刷毛は仏像、仏具を漆で塗るために12世紀頃に
用いられ始めたといいます。
毛は古くから人毛が用いられ、鉛筆の芯のように
中を上まで通ってます。使用者が毛先を削りながら
使用するので、時間とともに短くなっていきます。
全通の刷毛は数十年かけて使います。
しかし人毛全通しの刷毛は大変高価なため、
親方は使い道に応じて牛や馬の毛のもの、
半通しのもの等も使い分けます。
(色んな幅の刷毛を用います)
前に職人の系譜がどんどん断たれていると
言いましたが、漆刷毛などの塗師に必須の道具を
作る職人さん方もわずかになっており、良い道具
自体が手に入り難いという問題に直面しています。
投稿者:与五朗(よご)at 13 :30| 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )