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2005 年03 月30 日

逸品開発B 金閣寺

京都では金閣寺にも行った。

浪人、学生時代の二年を京都で過ごしたが
一切史跡を回らない、勿体無い生活だった私には
中学の修学旅行依頼の金閣寺となった。

先に訪ねていた文化財修復の権威の方の御父上が
金閣寺の昭和の修復で指揮をとられていた。

中学時代、すすけたような見すぼらしい金閣寺を
こんなものか・・・と見ていた私には
生まれ変わった金閣の姿には圧倒された。


「仏壇が外にあるようなもんやからなぁ
 野ざらしですごいなぁ」

漆と金箔で外装された金閣寺は材料だけでいうなら
仏壇と一緒です。
しかし材料の吟味や加工の工夫、
そして大変高度で研究実験を重ねられた独特の塗り技術が、
ヒノキと漆と金箔の建造物に驚くべき耐性を与えていた。

「必ずこの技術を仏壇に転用させよう」

500年仏壇の肝である、耐性のヒントを得られた。金閣寺

投稿者:与五朗(よご)at 10 :09| 開発裏話 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

遅ればせながら報告です。
金閣寺の金箔なのですがやはり我家の近くの方が
納めたみたいです。

いつも(本当はたまに)仕事の合間に、ここを見させてもらっています。

投稿者: いと子 : at 2005 /04 /07 17 :51

◆コメント

やっぱそうやったん。
世の中狭いですねぇ。

「いと子」なんて名前、知らないなぁと思ってたら
貴方でしたか!

投稿者: 与五朗 : at 2005 /04 /07 18 :38

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