2005 年04 月09 日
京都、御仏を彫る工房へ
しばしば京都に行く。今回は当代屈指の仏師さんに深くお話を伺う機会を得られた。
もともとどの職種でも、業を極めた職人さんの話す言葉には
私を魅了する力が秘められているし、
その手による品は、強力な気を発していると思う。
一心に御仏を彫り続け、全国の寺社のお仏像を手がけ、
文化財の修復を行ってきた方の言葉を伺える幸せ。
技術的な説明、歴史的な考察、生業としての厳しさ等、大変興味深く拝聴。
言葉の端々に御仏像を彫る仕事を心から愛し、誇りを持たれている
ことが伝わってきます。
何か命を削って彫っているのでは、と思うほどの気迫がひしひしと伝わり、
その作品は周囲の空間を圧する、圧倒的な存在感を持っていました。
この仕事をしていればこその、こうした機会に心より感謝します。
さすがに、絵にできません・・・すみません。
投稿者:与五朗(よご)at 11 :07| 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )
◆この記事へのトラックバックURL:
http://blog.nsk.ne.jp/util/tb.php?us_no=1103&bl_id=1103&et_id=4090◆この記事へのコメント:
◆コメント
今日は、絵が見れませんか・・・残念!
ふっと、「木に学べ」 西岡常一著 を読み直したくなりました。
実際に、見て、聞いて、感じることができるのは、すばらしい体験をされていますね。
投稿者: kazuho : URL at 2005 /04 /09 14 :27
◆コメント
あの高名な宮大工の西岡氏ですよね。
あれほどの方になると、立ち居振る舞いや言葉の一つ一つが
宗教家か哲学家のような深みと重みが備わっておられますよね。
私は本当に得がたい機会に恵まれていると思います。
感謝。
投稿者: 与五朗 : at 2005 /04 /09 16 :00