2005 年05 月09 日
海を越えてB
宮殿のことを念頭に置きつつ早速、図面製作に入った。
といっても、設計事務所でもない仏壇職人です。
CADだ、なんだとはいきません。
カレンダーの裏に原則実寸サイズで筆ペン(なぜかいつも筆ペンです)で
とにかくイメージにあう形をいくつも書いていきます。
フリーハンドです。
で、壁に貼り付け見比べ修正を加え、形を固めていきます。
とにかく仏壇の造りの基本を守りつつ
実寸代でフリーハンドでもなんでも
何枚もデザインを書き比べていくことで
最もお客様の要望にあう最も良いバランスの形に
煮詰めることができます。
ある程度形が決まると、実寸でやっぱり手書きで
今度は定規を使って清書の図面を書き上げます。
で各所の寸法を書き込みます。
あとは木地師がそのつたない二次元作品を
芸術的な三次元作品へと生まれ変わらせます。
図面を元に木地師と念入りに打ち合わせ
なんとか宮殿の縮小化の目処もたちました。
投稿者:与五朗(よご)at 18 :13| 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )