2005 年05 月10 日
海を越えてC
大変な美術愛好家で親日家でもあられるお客様でリクエストは非常に具体的で専門的でした。
私どもは電話、FAX、メール、郵便を用いて打合せを繰り返し
納得されるまで内容を煮詰めていきました。
ある日、先方の秘書の方から
「大変なご身分の方なのでしっかりお願いします」
というような言葉を頂いたことがありました。
親方は、その返事の手紙に
「お客様が誰であろうと、私は常に精一杯の仕事をしています」
と書いた一行が私の心に残っています。
私は手紙を出しに行くとき、内心ビクビクしていましたが・・・
内容が決まり、漸く木地製作に取り掛かったのは年を越した
3月のことでした。
投稿者:与五朗(よご)at 14 :38| 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )