逃げれば追いかけてくる
とにかく速くてかっこいい車に乗りたいと言う衝動も年齢と共に薄れ、毎日1台にそれほど大勢を乗せる訳でもなくいつも荷物は鞄一つ程度。本当は徒歩、もしくは自転車で通えばいいのだろうけど北陸は二日に一回雨が降る(らしい)のでなかなか車を手放せない。特に大きな車に乗りたいという希望も無いので税金が安くて燃費の良い軽自動車で充分。と思い始めていたところに「CO2排出量基準 自動車税見直しへ 経産省検討 軽の負担増で反発も(8月24日)」との記事を発見。
現行の自動車税は、排気量1リットル以下の自家用乗用車で年額2万9500円、最高の6リットル超で11万1000円など排気量に応じて税額が定められている。一方軽自動車は税金が優遇される軽自動車税となるため、年額7200円に抑えられている。
しかしCO2排出量を基準とした税制になると、排気量が大きい大型車が不利になるほか、これまで優遇されている軽自動車の税額が重くなる(!!)とのこと。
好きで6,000ccクラスの大きな車に乗って高い税金を支払うのは結構だと思うが、生活のためにやむを得ず軽自動車を選択しているような人達にとってはとても困ったニュースだ。
今まで年額7,200円で済んでいた軽自動車税が、突然30,000円程度にあげられたら大変だ!
しかも、古い車をちょこちょこ直しながら大切に使っていた人達こそ不利になりそうな気配がする。
白熱電球を明るさは変わらず消費電力の少ない電球型蛍光灯にエコ換えしましょうという動きは価格帯が1,000円程度なのでまぁそれくらいは、と思っていたが自動車となるとなかなか簡単にはいかない。
『まだ充分走れるけど燃費が悪いのでエコ換えしました(笑)』なんて庶民はなかなか言えない!
ガソリン代が高騰して軽自動車を選ぶ人が増えてきた矢先にこんなことをされるとビールと発泡酒と第三のビールのことを思い出す。(詳しくは追記に)
抜け道を見つけたと思ったら税法改正は必ず追いかけてくる。
もっと軽自動車(とビール)にやさしい世の中になって!!と政府に切に願う今日この頃だった。
2003年(平成15年)の酒税法改正前までは、同法の規定でビールよりも税率が低く抑えられた発泡酒が売れ行きを伸ばしてきていたが、同改正によって発泡酒の税率が引き上げられた。この税率改正に伴う値上げのため、消費者が離れる事を懸念した各ビールメーカーは、より低税率(低価格)になるよう麦芽以外の原料を使用して作った、もしくはビールや発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜて作った、ビールや発泡酒と同じような味わいのアルコール飲料の研究・開発に着手した。
そして、2004年2月にサッポロビールが発売した「ドラフトワン」が麦芽以外の原料で作った製品の第一号となった。それに続き2004年3月9日にサントリーからビールと麦焼酎をブレンドした「麦風」が発売された(なお、サントリーからは過去に同様の商品が発売された事がある)。その後、麦芽以外原料タイプのキリン「のどごし<生>」、アサヒ「アサヒ新生」発売された。
第3のビールが勢力を伸ばしてくると、かつては安さが1番の特徴であった発泡酒の売上に影響が出てくるようになり、発泡酒のシェアが第3のビールに奪われていく形になった。
2006年5月、税収不足に苦慮している政府は「第三のビール」に該当する分類について、改正酒税法を施行し、350ml缶で3.8円の増税となった。その反面、ビールに対する減税(同0.7円減)も行われた。また、この改正により指定された原料や従来から存在した製法を用いた第三のビール以外の発泡性のある10度未満の酒類はビールと同額の課税がなされるようになったため、新たな原料や製法を用いた「第三のビール」が誕生する事は現実的に難しくなった。
(Wikipediaより)
投稿者:○○君
at 18 :58| ターセル2
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