copy & past
ちょっと前の話ですが、2008年の7月の時点で国内のブログ総数は16,900,000件で2001年以降の記事総量は書籍約2,700万冊分に相当することが分かったそうです。(http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/03/023/)そのうち1カ月に1回以上記事が更新されているアクティブなブログは2割弱(300万件くらいでしょうか)でほとんどが放置されているらしいですね。
流行っているからとりあえず始めたものの途中で飽きてしまってなかなか続けるのが面倒になってしまうんでしょうね。我が社のブログも最初はそうでした。
みんな、一体どんなことをブログに書いているんでしょうか?
・自己表現やストレス解消などの内面的効用を重視する「自己表現重視」
30.9%(最多)
・ブログを通じたコミュニケーションを重視する「コミュニケーションの形成重視」
25.7%
・自己の情報を整理・蓄積することを重視した「アーカイブ型利用」
25.0%
などが総務省<情報通信政策研究所>の調べで分かったそうです。
今回の私のこの本文はある記事を目にしたときの自分の感想を表現した「自己表現重視」型になるのでしょうか。
同じ記事を見て同じことを思った人はきっと世の中にたくさんいることでしょう。そして偶然にも同じような内容の文章をアップした人もたくさんいることでしょう。
私が自己を表現したと思っていることは実は用意された物だったとしたら。
大量発信される情報を目にして同じようなことを思った人が同じような行動をとる。これも一種のマスコミュニケーションによるコピペ病と言えるのではないでしょうか。
(※コピペ病 http://www.j-cast.com/2008/07/20023519.html )
コピー&ペーストは確かに便利でたくさんの仕事を楽にしてくれましたが、みんなが同じことをみて同じことを書いているというのはちょっと妙な気がしました。
きっとこんなことも以前にどこかで誰かが考えたこと。いつからか私はコピーすることしかできない人間になったしまったのか。私は自分の考えを持てないつまらない人なんだろうか。コピーではない本当の文章を書くにはどうしたらいいんだろう。書籍約2,700万冊分の中には無い、これは自分のオリジナルの感情だということを顕すにはどうしたらいいんだろう。
こんなことを考えていたら疲れてしまいました。
やめた、やめた。
今朝は寒いな、立山がきれいだな、長柄鎌での草刈は思った以上に爽快だった、セイタカアワダチソウの繁殖力には目を見張る物があると同時に身の毛がよだつ、ムカシヒメヨモギの全盛期は一昨年くらいまでだったような気がする、天道虫の赤が鮮やかだった、こう思った気持ちはほんとのオリジナルのはず。
こういうことでいいのかな、と帰りの車の中で考えました。
投稿者:○○君
at 19 :53| ターセル2
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