2009 年05 月28 日
続・立会い
前回の続きである。登場人物
・売主 OさんとIさん
・買主 Tさん
・建築屋 A業者さん
・西側所有者 Nさん
・南側所有者 Mさん
・土地家屋調査士 H先生
その後の話、さらにOさんの奥さんが入院され、Oさんも人間ドックで引っかかり、即、手術をすることになってしまった・・・
これは悪い方向へまっしぐらに進んでいる感じ。このままではダメだ。
そこで状況を整理してみた。
・売主 OさんとIさんは協力的。
・買主 Tさんは6月いっぱいに引越しさえ出来ればOK。
・建築屋 A業者さんはTさんの引越しに工事が間に合えばOK。
・西側所有者 Nさんは自分の敷地の面積が確保されることと、遠方な ので簡単に立会いできないことが問題。それとちょっと 威圧的!?但し対象地との間には明らかに境界とわかる ブロック塀がある。
・南側所有者 Mさんは高齢なので寒い時期は避けて欲しいだけで、3月 の後半には立会いに来てくれる。
・土地家屋調査士 H先生はまじめな方で頼れる人。
となると西側のNさんを説得することと6月に買主Tさんの工事が間に合うことが要であるな。
それでまず最悪の事を想定してみた・・・
@境界確認が出来ない場合はどうする?
・西側は、Nさんの母親がブロック塀であることを了解している。
・南側は、現況で境界らしきところより1.5m譲っても登記面積を確保 できる。(調査士のHさんと打ち合わせ済み)
・となれば南側の境界だけ後日確認なすることでナントカなるか。
A 6月の完成に間に合うためには?
・工事着工を先行する必要がある。(売主さんと買主さんは顔見知り で信頼関係がある)
以上のことから
まず、売主Oさんの退院を待って今後の最悪の場合を踏まえて
協力をお願いした。
それとA業者さんにも事前着工になる旨伝え、了解を得る。
それから調査士のH先生に概略を説明。
で、いよいよ要の西側Nさんと折衝開始。
いちばん神経を使う相手だ。連絡する時間帯は?事前に郵送する書類は?話の手順は?・・・
込み入った話は電話だとやりにくいのだが・・・。
まず、関係書類を分りやすく作成し、「今発送しました」
「届きましたでしょうか?」と確認の電話。
そして込み入った話は、朝早くはダメ、食事中もダメ、勿論仕事中もダメ、そこで相手の休みの日で午前10時前後のちょっと落ちついた時間帯に連絡した。
すると以前のような威圧的な言動ではなく紳士的に会話が出来た。
そして「南側地主のMさんの日程に合わせれるか調整してみる。」
とのことで立会いに来てくれることになった。
いくつかの問題点はこのNさんが立ち会うことで全てクリアでき、実際の立会い当日もスムーズに事が運びほぼ問題なく終了した。
でもこのMさんやNさんのように境界の立会いでわざわざ県外から出向くわけだが、逆の立場であれば何かメリットが無いと時間と旅費の無駄遣いで終わる。
買主さんは予定通り来月引越されるそうです。
喜んでおられるとの事なのでホッとしています。
・
投稿者:○○君
at 20 :53| カリーナ
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