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2006 年08 月15 日

靖国

本日「靖国神社」に小泉総理が参拝されました。各報道では色々な見解を示しておりますが、そもそも戦犯ってどういう事でしょう。戦勝国に一方的に押し付けられた「戦犯」と言う汚名?
サンフランシスコ講和条約11条で戦犯と言われる人々は既に免責されています。その第2項には、その裁判を行った国の過半数の同意を得た場合は赦免できることになっており、日本はこの条項を受け、国会で何回も戦犯の免責を決議し、関係各国に働きかけ、A級戦犯は1956年3月末までに、B・C級戦犯は1958年5月末までに全員赦免、釈放されています。特に昭和28年8月3日付けの衆議院本会議では社会党、共産党を含む全会一致での決議です。この時には中国や韓国からの批判は在りません。では何故今なのでしょうか?
中国は首相の靖国参拝を外交のカードにし、自国に有利な条件での外交を進めようとしています。先般の北朝鮮による何発ものミサイル発射には大きな批判の声は上げず、今回の靖国神社参拝には猛烈な抗議をしています。?????・・・中国は領海侵犯を平然と犯し地下資源の採掘を始めています。先ずはこの主張を引き換えのカードにしてくるでしょう。・・・・・
靖国神社は軍国復活の為の施設では在りません。国の為に本当に命をも投げ出した先人を追悼し、恒久平和を祈る為の社です。この英霊たちが守ろうとした国とは何ですか?領海を含む国土や世界に対する国力なのでは?・・・今、国土が侵され、国力をも弱体化されようとしています。・・・ここでしっかりと自国を主張していかなければ日本と言う国は衰えて行くでしょう。
先般のブログで「愛国心」に触れましたが、今こそ愛国の精神を持って自国を主張してゆく時期だと思います。私たち日本人は、他に対する自己主張が出来ない奥ゆかしい穏やかな心を持っています。DNAに流れる共存共栄の心だと思いますが、時には諸外国並にしっかりとした主張をせねばなりません。

投稿者:葉二(はふたつ)
at 23 :55| とりあえず日記 | コメント(5 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

以前あなたがおっしゃった通り、「新しい時代」なので国民の多くの反応はむしろ「小泉さんもまあスッキリしたろ」ぐらいなものでしょう。中国の主張は外交カードだということはもう割れているし。あと靖国神社への拒否感があるとしたら、「右翼の聖地」になってしまっていることかもしれません。それが「新しい時代」の人々の感想です。物見遊山でそういう「いっちゃってるひと」を見に行く人はいますが、ニュートラルな視点の人々はたいがいは静かなときを選ぶようです。終戦の日は騒ぎに来る人が多いので閉めている売店も多いようです。

投稿者: landlover : at 2006 /08 /18 11 :03

◆コメント

どうも靖国参拝を巡って様々な討論や評論が百花繚乱のごとく咲き乱れております。私は先日同年の旅行で東京に行き、生まれて初めて靖国神社に参拝してまいりました。都会の喧騒の中、一歩足を踏み入れると、なんとも荘厳な雰囲気に包まれたと感じるのは私だけでしょうか?その後遊就館に行き様々な展示物を見学し、ビデオ放映も見ました。BGMはXジャパン(小泉首相のお気に入り)で、ちょっと驚きましたが。

ところで、あの戦争の評価をどちらの側も極端に断定しすぎじゃないでしょうか?戦争なんてよい面も悪い面もいっぱい持ってますよ。

戦争自体は無ければ無いほうがずっと良いのは皆さん百も承知でしょうが、戦う以外に家族や郷土、そして国家を守る方法が無い場合だってあり得ると思います。そして、人間は弱いもので、極限状態におかれると簡単に残酷なことや非道なことをしてしまうものだとも思っています。戦争状態の中で、そしてテレビ・新聞等のマスコミが煽れば煽るほど簡単に人間は変節しうるものだとも思います。

私は、あの戦争は日本人の大多数が支持し起こしたものだと思いますし、戦争責任は当時の日本人すべてにあると思います。
靖国神社に奉られている「いわゆるA級戦犯」だけでなく、当時の判断力を持った日本人すべてにあると思っています。
だからといって、家族や郷土、国家のために戦い死んでいった人たちを奉る靖国神社が不要とは思いません。
むしろ、小泉首相が言い訳のように繰り返す「不戦の誓」をし、二度と悲惨な戦争を起こさなくてもすむような、外交や教育のために、政治家はおろか官僚・経済人・教育者・マスコミ等々すべての日本人が一度は参拝すべき日本の「メッカ」のようにすべきと感じます。

まあ、そうはいってもあと数十年は、いや数百年にわたってあの国々の政府は外交カードとして切り続けるんでしょうがね。

水に流せば穢れを祓える日本人と、敵の首を骨になっても蹴り続ける民族の、宗教観(あの国にそんなものあったかなあ)の違いでしょうか。

投稿者: ヒマジン : at 2006 /08 /21 18 :01

◆コメント

カメな返信で失礼しました。
>landlover様
コメントありがとうございます。
外交のカードとして、国際条約で決着の着いている事項を持ち出す事について、ハッキリと異論を訴えなければなりません。心情としては中国や韓国の言っている事も理解はしますが、国と国との関係では既に結審した事であります。中国共産党が国内に対して権威を保つには日本バッシングしかないのでしょう。・・・悲しいことです。
>ヒマジン様
コメントありがとうございます。
・・・そうですか、遊就館のBGMはXジャパンでしたか・・・(笑)・・・今度靖国の職員に言っておきます。・・・少しでも親しみやすい環境にと考えた末の事だと思いますが・・・。
靖国神社は戦死者を追悼し平和を祈願する頂点の場所です。心情的には不戦を誓いたいのですが、仕掛けられれば戦わざるを得ない状況になるでしょう。英霊が命を捨てて守った日本という国を守る為に!
「水に流せば穢れを祓える日本人と、敵の首を骨になっても蹴り続ける民族の、宗教観(あの国にそんなものあったかなあ)の違いでしょうか。」・・・一言に尽きます。中国四千年の歴史と言いますが、国土や国主は民族間で変わり続け、戦いの歴史の国です。わが国は神武天皇以来2600余年。同一民族で守り続けた世界最長の国家です。水に流し、敵に塩を送った心豊かな先人の築いてきた此の国を誇りに思い、後世に伝えて行きたいものです。

投稿者: kan-nushi URL at 2006 /08 /21 23 :17

◆コメント

>わが国は神武天皇以来2600余年。同一民族で守り続けた世界最長の国家

神主さんが皇国史観なのはしょうがないですね(基礎的な歴史的事項の継体天皇が何者か?や近年の今上天皇の発言はとりあえず置いておきましょう)^^;。

しかし賛成も反対もあまりにあさっての方向の話ばかりなので噛み合いません、というのは「新しい時代」の人間の感想ですね。社民党の党首(かつては「A級戦犯も合祀しよう」「遺族年金を!」と言っていたのに)の発言も加藤氏宅に火をかけた男もどこか空虚に思います。社民党の党首に関してはもしかすると70年前後の新左翼が話をややこしくしたのかなあ、という気にさせられます。

>荘厳な雰囲気

緑が多いので…。空いているときに行くととても良い雰囲気です。花見の時期は酔っ払いばかり、8月は右翼や軍事マニアのような風体の方々(なぜかナチ軍服まで!)が多く閉口しますが。
案外と中国語・韓国語話者の客も多いです。

>Xジャパン

財政難なので戦争を知らない世代を呼びたいという話を良く聞きますが(たしかに10年ほど前に石川護国神社の方と話したときに非常に危機感を持ってらっしゃいました)、正直若い世代にも新しい音楽とは見なされてはないでしょうね。

投稿者: landlover : at 2006 /08 /22 11 :30

◆コメント

どうも私のコメントには返信しづらいようで(都合が悪いならば削除なさってくださればよいです)

>靖国神社は軍国復活の為の施設では在りません。国の為に本当に命をも投げ出した先人を追悼し、恒久平和を祈る為の社です

よくもまあいけしゃあしゃあと…。
現在の遊就館の展示はどうなんでしょう?昔はああではなかったですが??今はまさにWar Shrineそのものでは?まあ元の意義もそうであったのでしょうが。
あと招魂社の意味をご本業の方なのにぼやかすとは(あるいはご存じない?)。

全く残念です。

投稿者: landlover : at 2006 /08 /25 10 :44

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