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2012 年7 月24 日

たてもの探訪【桂離宮】

ここは京都市西京区にある【桂離宮】、宮家の別荘として1615年頃から造営が始められ50年間かけて今のような形になったようです。敷地は69,000m2ほど、宅地にすると300区画ほどの町になりそうと考えるのはちょっと下世話な話です。
2012.7 桂離宮1 


敷地内には様々な建物があり、なかなか面白いです。ドイツ人の建築家ブルーノ・タウトが「桂離宮マジやばい!!」と触れ回ったとかで世界的にも知られた建築です。
2012.7 桂離宮2 

増築を重ねて造られた御殿と呼ばれる建物。近くを流れる桂川の氾濫に備えて高床式になっているそうです。障子と白い壁、板戸や柱とのコントラストが美しい建物です。
2012.7 桂離宮4 

置いてある石もなんだかカッコ良いです。ただし石を踏み外すと、案内の人に注意されるのでバランス感覚が必要です。2012.7 桂離宮3 

外の道路との境に立てられた垣根。生きた竹を織り込んで作られた「桂垣」と呼ばれる桂離宮独特の垣根だそうですが、時々車に突っ込まれるらしいです。2012.7 桂離宮5


1時間ほどかけて敷地内を見せていただきましたが、築山を登ったり石橋を渡ったりと優雅なようで、意外と体力を使うツアーでした。
広い所を見学する時は、体力をつけてからの方が良いと確信した一日でした。

投稿者:JC
at 19 :24 | たてもの探訪

2012 年7 月20 日

十一屋町分譲地

現在、造成工事にとりかかっている金沢市十一屋の分譲地。完成は9月いっぱいを予定しています。まだ広告には載せていませんが、ご予約が入っている区画もあります。
十一屋土地 

場所は十一屋小学校、野田中学校、金沢大学付属小学校などに近く、高校も周辺に多数ある文教地区です。広坂や香林坊などの市街地へは徒歩や自転車で通える距離です(多分)。
市街地へ行くときは坂を下るだけで楽チンですが、帰りは少々きついかもしれません。健康にはかなり良いと思いますので、ご検討の方はぜひご連絡ください!

投稿者:JC
at 12 :23 | 土地

2012 年7 月5 日

たてもの探訪【江川家住宅】

ここは静岡県の伊豆の国市。このお代官が出てきそうな屋敷は【江川家住宅】と言い、野球の人ではなく江戸時代に伊豆の韮山代官であった江川家の屋敷です。建てられたのは1600年頃だそうですが、使っている部材の中には室町時代のものもあるそうです。改修により茅葺きだった屋根は銅版葺きに変更されています。
2012.7 江川邸1 


ここは土間ですが、広さは50坪ほど。ここだけで家が建つ広さです。床は三和土(たたき)という昔のコンクリみたいなもので固めれられています。
2012.7 江川邸2 

土間から見上げると構造があらわしになった大空間。一番高いところでなんと12m、3階建てのビルほどの高さです。
2012.7 江川邸3 

土間に展示してあるかまどと大砲。ちなみにこちらの屋敷で1842年4月12日にパンが作られたのが日本人によるパンの発祥となっているようで、4月12日はパンの日なんだそうです。
大砲は複製ですが、車輪は黒船来航の折りにペリーからもらったものだとか。
当時の当主だった江川英龍(えがわひでたつ)はかなり革新的な人物だったようです。
2012.7 江川邸4 

近くには幕末に作られた反射炉と呼ばれる大砲を作る工場があり、幕府の指示で江川英龍が責任者となり造ったものです。2012.7 江川邸5 

幕末には外国の侵略を防ぐため東京湾に大砲をおくための人工島「台場」の建設がありました。台場の設計から完成までの総指揮をとったのが江川英龍で、こちらの反射炉で作った大砲を並べたようです。
現在は台場の多くが取り壊されていますが、「お台場」という地名として今も残っています。

投稿者:JC
at 13 :10 | たてもの探訪

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