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2011年8月10日

キャベツ

おはようございます。
石王です。

昨日は大変なことがありました。
なんと、管理している鉄道近くの圃場周辺で残念ながらお亡くなりになっている方を従業員の方が発見したのです。
すぐに警察に連絡をして現場処理にあたってもらったそうですが、第一発見者ですので色々聞かれたそうです。
どうも死後3日間ぐらい経っていたそうですが、なんにせよ見つけてあげられて良かったと思います。
僕は現場には行っていませんので良く解ってはいませんし、なぜそこでお亡くなりになっておられ、どこの方で誰なのか我々には解りませんが、心よりご冥福をお祈り致します。

さて、今年はキャベツの育苗が順調です。
去年までは一体何をしていたんだと考えさせられるぐらい順調です。
違いは、播種、潅水後2日間日陰で新聞紙をかけて寝かせた事。また、ハウスに出した後充分に潅水し新聞紙をかぶせその上から潅水して、翌日新聞紙をとり芽出しを完了させた事。
1クール目はそれで発芽率が去年までとは比べようも無いぐらい良かったのですが、2クール目はさらに発芽率を高めたいと思い新聞紙を朝一で取らずに一度潅水して湿らせその後3時間ぐらい発芽を見極めてから新聞紙を取り除くと、
おおー。ほぼ発芽率は100%!
これだから、育苗は面白ーい。
年に1〜2回しか発芽させるチャンスが無いから、失敗してからは1年後を待つしかないので毎年とても緊張してタイミングを合わせて行くしかありません。
1年間の中でどれだけの情報を得て、どの情報を信じるか。その選択を間違えると1年を棒に振る事となります。
そう思うと本当に気が許せません。潅水でも1時間でもタイミングを間違えると全滅もあり得ます。かと言ってハウスに入り浸ることは中々仕事的に許される事が出来ません。トラクターで運転している最中でも、昼飯食べている時でも作物の状況は把握しておかなければならないのがお百姓さんです。
しかし、今年は今までにない生育スピードなので移植タイミングも早回る事となりそうなので圃場準備が大変です。
排水を良くするための簡易暗渠、耕運、肥料散布、除草、等々…。
さらに移植後3日以内に雨が降るタイミングで無いと活着する前に枯れてしまう事もありうるので週間天気予想から目が離せません。
移植タイミングも苗が大きくなりすぎると活着しづらく、また移植機に掛からなくなるし、小さければ生育スピードが狂ってしまう。
これらをクリアーして、この緊張感を脱した時がたまりません。
最近はコケまくりですが、このような楽しい事を共有できるように従業員さんが育ってくれば、うれしいなぁと思います。



投稿者:樽蔵at 05:32 | 日記 | コメント(4) | トラックバック(0)

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