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2011年12月21日

お叱り

おはようございます。
石王 誠です。

先日取引先の社長様に久しぶりに叱られました。
ありがたいことです。
まだ、成長の期待が僕にあると思っていただいているんだろうと思うと
うれしくて、ありがたくて。

下積みの時代はやる事大体が怒鳴られっぱなしで自分は世界で一番役立たずなんではないかと思ったりもしましたが、40歳を過ぎたところから気づき始めました。

「叱られるのは最大の愛情である」と。

ホメるのは誰でも出来る事ですが叱ることはそれなりの資格が要ります。
今現在何とか評価を頂いているかぶら寿しのレシピは、叱られ続けて出来た
代物です。

「まずい」「工夫しろ」「ちゃんと対応せい」「あほ、だら」
この言葉の数々は今となれば宝物です。

下積みの時はくやしくて、なさけなくて、あまりにも無知な自分を責めたりもしましたが、
指導していただいた社長方や先輩方に認めてもらいたい一心で続けることが出来ました。
初めて数年経ってから「すこし美味くなった」と言われた時はあまりにも嬉しくて
その夜は一睡も出来なかったのを昨日のように覚えています。

よく、自分を捨てずに辛抱強く叱り続けていただいたと感謝してもしきれない方々が
何人もおられます。本当にありがとうございました。(亡くなられた方も…)

年を取り立場が固まってくると段々叱ってくれる方がおられなくなり、自分で律していかなければならなくなります。
しかし、自身で律するのはとても難しい。
叱ってもらえる存在がまだあるのはまだ自分に活躍の期待があるという事であり、それだけで
ありがたい事だと思ってます。

会社自身はまだまだホントは経験者が育っていない状況なので下積みの状況は変わらないのですが、外部からはそれらが見えづらい所なのでそこの所を理解してもらって、どしどし叱ってもらえたらなお嬉しく思います。

苦労を重ねなければ何も身につかないし、人、モノ、お金のありがたさも感じない薄い人生になります。

振り返るとき感動できるほどの積み重ねがあればいい人生と思えるんではないでしょうか。

投稿者:樽蔵at 06:59 | 日記 | コメント(2) | トラックバック(0)

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