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2012年3月23日

清潔過剰?

おはようございます。

石王 誠です。

今日も小雨の降る寒い中でのスタートです。

先日、ある会合のなかで商工連携で精肉業者の方と養鶏業者の方の連携事業が紹介されていました。
たまたま両方とも知っている方たちだったので詳しく話を聞きたいと思い、また別の勉強会の時に精肉業者の方と農商工連携の話や六次化産業の話をしていたところ、たまたま悪臭公害だと言われ悩んでいる養豚業をしている友人の話になりました。

生き物を飼育させている以上糞尿は出る。そして、匂いもちゃんと発する。
そんなの当り前の事じゃないか!と僕は思うしその豚を殺し食べているのはどこのどいつだ!とも思うのですが皆さんはどのように思われるでしょうか?
文句を言う人達は後から移住されてきた方々でそこに畜舎があることがわかっていて移住してきているのに都合が悪いとなると自分の主張ばかりする。
休みもしないで一年中一生懸命に豚の世話をするHくんが気の毒でたまりません。

ここで精肉業者のS氏は僕に最近注目をされている「エンドトキシン」について教えて頂きました。

花粉症、ぜんそくなどのアレルギーについて、急増の原因は花粉・ダニの増加、大気汚染と考えられてきたが意外な原因があることが分かってきた。
東ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め「エンドトキシン」と呼ばれる最近成分を調べたところそれが多い農家の子供ほど花粉症とぜんそくを発症させていなかった。
エンドトキシン」は乳幼児期に曝露が少ないと免疫にシステムが成熟できずアレルギー体質になる。
農家の「エンドトキシン」の最大の発生源は家畜の糞。
糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだともいえる。
人の免疫システムが完成したのは2億年前。
哺乳類には爬虫類のようなうろこや固い皮膚が無く外敵の攻撃を受けやすかった。しかし、新しい免疫システムを獲得した哺乳類はIgEと呼ばれる免疫物質によって外敵を撃退できるようになった。
(NHK番組HPより引用)

日本人は昔からつい最近まで家畜とともに生活を営んでいたからこそ免疫システムも機能していたのだろうが、殺し、食しているにもかかわらずにくさい!あっち行け!では免疫どころか罰があったって当り前だと思います。

どうか若いお母さん方には動物、植物目線に立った食育と3歳までの間に畜舎めぐりをしていただき動物を愛でて免疫システムを子供たちに取得させてもらいたいです。
子供の健康はやはり親の責任なので、匂いがしたら感謝するぐらいに教育がすすめばいいですね。

がんばれ、日本の畜産業。

投稿者:樽蔵at 09:55 | 日記 | コメント(3) | トラックバック(0)

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