2009 年09 月20 日
500不調の原因2
500不調の原因のふたつめです。タペットクリアランスが合っていませんでした。
エンジンが温まった状態での再始動が困難な原因はこれです。
昔は自分で定期的にタペット調整をやっていましたが、
ここ6〜7年は仕事が忙しくほとんど自分で車をいじることが
ありませんでした。タペット調整のこともすっかり忘れてます。
やっぱりこの手の車は多少なりとも自分で手を掛けてあげないと
良くありませんね・・・。反省です。
と言うことで、作業開始です。
ボロボロになりかけたヘインズのマニュアル(日本語版)を
取り出し、忘れかけた作業手順などを読み返します。
音楽が無いと寂しいので、パソコンに活躍してもらいます。
前時代の唐箕(とうみ)とパソコンの組み合わせも
シュールな感じでしょ??
作業風景はこんな感じ。
エンジンフードは外したほうが作業し易いですね。
タペットカバーを外した状態。
手前から排気、給気、給気、排気とバルブが並んでいます。
タペット調整を行うには、2気筒あるうちの片方が圧縮上死点に
あるときにもう片方を調整します。クランクシャフトを回すと
どちらかの気筒の給排気のバルブが開閉の動作をしますので、
排気バルブが閉じ終わって吸気バルブが開き始める手前の
タイミングで止めます。そこが圧縮上死点です。
ダイナモを回すプーリーにも刻印が付いていますのでそこも確認。
タペットクリアランスはエンジンが冷えた状態で0.15mm。
シックネスゲージを使い、0.15mmが多少抵抗を感じながら
隙間に難無く入る程度が良いらしいです。調整する際は0.15
の前後の0.13mmと0.18mmを合わせて具合を見ると
良いそうです。my500を計ってみたら、手前の給排バルブは
0.18mmも入る位開いていて、奥は逆に0.13mmも入り
ませんでした・・・。調子悪いはずです。
作業時間は約1時間くらい?
タペット調整を終わらせ、丁度給油のタイミングだったので
夏ガソリン(笑)を給油しにガソリンスタンドへGO!
暫く試走しましたがエンジンの息継ぎも無く、
走行後の再始動も普通にOKとなりました。
これで我が500は、あと10年は戦え・・・
ませんね(^_^;)
投稿者:やまき
at 01 :53| FIAT 500
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