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2005年07月03日

脱・脱ダム宣言

今年の梅雨はどうなっているのか。

全国で異常気象がみられる。

異常な渇水のところ、琵琶湖では3月から6月の量としては、ここ100年でもっとも湖への流入量が少なかったとのことだ。

また反対に、各地の河川で警戒水位を超えた洪水に見舞われたところも多くみられる。
都市部の開発によって、洪水が起きるまでの時間も早くなってきている。

ダムは、洪水を調節し下流の安全を守る。また、渇水期にはため込んだ水を調整しながら放流し、下流住民の水源ともなり田畑も潤う。

国土交通省は、現在建設中の直轄ダムの工事をいくつか凍結、事実上中止するとのこと。
また、長野県では早々に田中知事が脱ダム宣言をしている。

人間は渇水や災害が少ない時には、こういった莫大な予算を必要とするものには、厳しい財政事情下においては、とかく冷たい目が注がれる。

しかし、こういった問題は起きてからでは遅いのであり、予防として必要なものであろう。

これまできちんとダムが整備されてきた流域においては、今回もそれほどの被害は出ていないことであろう。

こういった状況が続けば、「脱・脱ダム宣言」も検討しなければならないかもしれない。

投稿者:Hornat 10:16| 日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

治水、蓄水、工業利用等、ダム建設の名目がありますがそれが全く現実的に機能\しないダム計画。あるいは計画立ち上げから数十\年経て、産業の変化などから完全に必要性を失ったダム計画。そういった無意味な計画すら、いわゆる動く金の大きさが魅力で実施されてきたことが問題だったのだと思います。

でも確かに、極論的な黒か白かではなく、必要なダム、不必要なダムを十\分に検討したうえで、必要な物は作るべきだと思いますね。今年は痛切にダムのありがたさを感じました。

ちなみに、長良川の河口堰のバカ高い建設費用のために、以前私が住んでいた四日市市の水道代は驚愕の金額でした。

投稿者:よご: at 2005/07/03 14:10

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