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2008年2月4日

KIDS

俺が観ない訳ないだろー?というようなタイトルにキャスティングにあおり。
そんなわけで、観てきました。

いいよ。もう。途中から脳内同時サブストーリー展開。
てめーらさ、もっとこうさ、ラブに発展していっていいよ。

と、まぁ、腐った感想は置いといて。
(置けるのか?)

いや、置けない。だって俺、腐ってるし。

もっと、こう、掘り下げたい!!アサトもタケオも掘り下げたい!!
モノローグ語らせたい!!心境を吐露させたい!!
小説ならそれは出来るけど、映像でそれやっちゃったら映画じゃなくなってしまうよね。青臭くなってしまうよね。わかってるよ、分かっているけどさぁ!!
その表情の裏側を言葉で表現したくなるのさ!!

いや、かといって原作は読まないよ。
ちょっと見てみたくなったけれど、多分、自己発酵させたほうが楽しいよ。(おい)
だって、シホちゃんとのラブ色が強かったら俺、ショックだもん。シホちゃんには腐女子でいてほしいんだもん。(おいおい)

これは原作でも表現されていたのか、映画のオリジナルなのか、とても気になるところだけれど、シホちゃんから移し取った例の傷。
「半分よこせ」のあと、あの傷だけ本当に半分こになっていた。傷の薄さがね。
アサトとタケオ、同じところに同じ感じで存在する傷。
シホちゃん、返してほしいと帰ってきたけれど、ごめん、もう返せません。嘘です。返せます。ただ、返したくないだけです、私が(笑)

あれをエロいと感じるのは私だけか!?あれに色を感じるのは私だけか!?特別な絆の意味を持たせようとするのは腐っているからなのか!?
そんなわけで、あの演出が一番のお気に入りです(笑)

大丈夫。腐っていなかったら普通に楽しめます。腐っていたら確実に楽しめます。
ただ、アサトもタケオも全然腐女子向けではありません。元来。
だから、腐っているからと言ってみながみな楽しめるわけではないことは初めに断っておきます。
いかに自分で発酵させられるか。そこが鍵です。

いや、それにしてもあんなにおいしいストーリーなのに、ちゃんとオタ腐向けじゃなく演じられる二人って、凄いなぁ。普通に友情なんだもんなぁ。純粋に観ると。
小池徹平、笑顔封印って謳っているけれど、彼は終始微笑んでいたように思います。まぁ確かに喜色満面ってやつじゃないけれど、封印とは違うだろ、とちょっとまぁ思ったわけさ。私はどちらかと言うと元気で闊達な彼より、こういう繊細な感じの彼のほうが好きだな。
玉木くんも栗山さんもよかったです。くどくもなく、いやらしさもなく、嫌味もなく、純粋な人たちをちゃんと表現してくれていた。凄いよね。格好いいよ。

彼らの人生はまだまだ続くし、彼らの物語も当然続いていくわけで、今後どう変わっていくのか分からないけれど、
「お前の傷、半分持つよ」
そう言ってくれる彼と、
「半分、引き受けてくれる?」
そう言える彼との関係性が、この先も壊れることなく、ずっと続いていけばいいと思います。

投稿者:とうだat 06:15 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)

歓喜の歌

ふつーに面白かった。みんなが力を合わせて何か1つのことをやり遂げる。その素晴らしさ、楽しさを表現した映画です。
所謂“青春モノ”に分類されるような作品ですが、若者たちのそれとは違う、やはり大人な青春モノです。

私がこれまで観たこの手の若者たちの青春モノは、初めみんなが後ろ向き。なんとなくダラダラやって、でも段々俺たちにもやればできるんじゃねー?てな感じになっていって、最後は一致団結するタイプでしたが、
この大人の青春モノは、後ろ向きはただ一人。他は概ね前向きでした。
後ろ向きのおっさんがやがて前向きになることで、投げやりだった職員も頑張ったし、否定的だった奥さんも見直してくれた。彼が前向きになれたのは、いつも元気に前向きに、何事にも一生懸命で楽しいことにも全力を傾けているおばさんたちのおかげでした。

誠意、思いやり、ひたむきさ。それらに教えられずとも気付くことで、彼も懸命に奮起します。そしておばさんたちのコーラスは、見事なハーモニーを響かせてくれたのでした。

大人の青春喜劇と言えば、三谷幸喜を思い出しますが、これともやはりちょっと違いますね。笑いの質が違います。
三谷がクスッという笑いだとすれば、こちらは「おいおい」と突っ込みを入れたくなるような笑いです。やはり原作が新作落語だからですかね。

これ、落語だとどうなるのかなぁ。どのように演じるのかなぁ。
ちょっと立川志の輔の落語、観てみたくなりました。

投稿者:とうだat 05:36 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)

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