2010 年07 月12 日
第70回アメリカ糖尿病学会(ADA) 〜もう真夏のオーランドにて〜
ハリケーンシーズン前のフロリダは,メキシコ湾の油田事故はどこ吹く風?,子供たちの長い夏休みに突入し,ディズニーワールドを中心にバケーションの雰囲気が漂っていました.栄えあるADAの口演に選ばれ,Obesity-Animalのセッションで発表を行ってきました.
臨床・基礎研究共にプレスリリースを伴う研究が数多く発表され,インクレチン関連薬の新薬ラッシュと相まって,β細胞やインスリン分泌の研究分野がホットな印象を受けました.でも,昼間の時間帯に行われた南アフリカW杯を大画面ビューイングできる学会場が一番盛り上がっていたのはいうまでもありません.
ACCORD-lipid studyをNEJMに発表された留学時代のコロンビアの元ボスにも会い,持参データに関し濃密なミーティングを行うことができ,さらなる研究意欲が湧いてきました.
やはり国際学会で受ける刺激は,日常の研究・診療のモチベーションをぐっと高めます.来年はサンディエゴなので(場所も重要!),内分泌代謝グループの若手ドクターは抄録を書いて,糖尿病・内分泌を志す研修医や大学院生と一緒にぜひ参加しましょう.
T.O
投稿者:第一内科医局員
at 23 :50| 学会発表