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2010 年11 月05 日

2010年JDDW in Yokohama

 2010年10月に横浜で開催されたJDDWに,当教室より多数のDrが参加し,10題の演題を発表しました. 当教室に初期研修にきていた研修医の須田先生が一緒に参加し,学会レポートを作成してくれましたので,掲載します.
 
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2010年JDDW in Yokohama 学会報告

研修医1年次 須田烈史

 2010年のJDDWに参加をいたしましたので、報告をさせていただきます。
 私がこのJDDWのことを知ったのは、研修医として消化器内科のローテーションをさせていただいていた7月です。そのときはあまり自分が参加するとは思ってはいませんでしたが、指導医や上級医の先生方の話を聞いているうちに「せっかくだから参加してみようかな?」という思いが芽生えてきました。調べてみましたら、研修医は参加費が無料になるということで「雰囲気だけでも感じたい!」と考えて参加を決めました。
 2010年10月13日から参加しました。まず驚いたのは、会場であるパシフィコ横浜の大きさと、人の多さでした。地下鉄「みなとみらい駅」を降りてみると、スーツを着た人の山々・・・「さすがJDDW!!」と感動した。また会場周囲には制服を着た警官が大量に配置されており、「さすがJDDW!!」とさらに感動しましたが、これは私の勘違いで11月にあるAPECの警備訓練でした(笑)。この日は、最近のHCVの治療についての講演が印象的で現在までの治療法に加え治療効果を作用する宿主側のSNP変異が私の中で新しかったです。

2010JDDW1


2010JDDW2



 10月14日は肝癌に関するセッションに参加しました。特に肝癌に合併する静脈瘤の治療法に関しては発表者間で意見の食い違いもみられ白熱した討論が起こり、見どころがありました。ここで私は感じたのは「まだまだコンセンサスが得られていないことはたくさんあって、いろいろな意見がぶつかりながら新しい治療法などがうまれてくるのだな」ということでした。夕食は上の先生に連れていっていただきました。横浜のおいしい串焼き屋さんで、お酒も交えながらいろいろな談議に花を咲かせることができました。特に私がいつもなんでもできて尊敬できるような先生方の若いころのお話を聞けることができて、おもしろかったです。「○○先生も研修医のころは××だったんだよ〜」とか言われると、研修生活に不安を抱える私としてはなんだかほっとしました。
 10月15日はその時ちょうど潰瘍性大腸炎の患者さんが受け持ちでしたので、潰瘍性大腸炎の講演を聞きにいきました。潰瘍性大腸炎の治療法に関して、治療薬の使いわけが難しいなと感じていましたのでためになりました。この日の夕食も上の先生方に連れて行っていただきました。この日は中華街に繰り出しました。後期研修医の先生方も一緒で楽しく・とてもおいしい会になりました。会食の途中に周りの席の人たちの話が聞こえてきまして、その中からよく医療用語が聞こえました。「これもJDDWならではなのかな?」としみじみ感じた瞬間でした。

2010JDDW3



 10月16日は教育講演を聞きまして、帰途に着きました。
 ほんとに楽しい学会でした!学会中にいろいろと面倒をみていただいた第一内科の消化器の先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 ただ唯一失敗したのは、ホテルを近いと勘違いして新横浜に取ってしまい毎回横浜まで通うのが非常にめんどうくさかったことです。次回以降は学会のときはホテルを近くに取ろうと決めた私でした。

投稿者:第一内科医局員
at 20 :35| トピックス