2007 年09 月28 日
International Symposium on Hepatitis C Virus and Related Viruses参加
この夏にイギリスで開催されたHCVの学会に参加し,「Functional interaction of Hepatitis C Virus NS5B with Nucleolin GAR domain」の演題で発表した島上先生より,学会参加記が届きましたので掲載します.「2007年9月9日から9月13日までイギリス(スコットランド)グラスゴーで開催されたthe 14th International Symposium on Hepatitis C Virus and Related Virusesへ本多先生、島上、修士学生の白崎さんの3人で参加しました。学会前にグラスゴー国際空港でテロ事件があり、参加をみあわせようかとも思いましたが、一回起こったから二回はないだろうと、勝手な推測の元、おそるおそる参加しました。
学会は朝から夕方まで、一カ所の会場に参加者全員があつまり、一つの演題を参加者全員が聞くという方式で進められます。HCVに関しての基礎から臨床にわたる数多くの研究成果が発表されました。特に抗ウイルス剤に関しては多くの発表がありNS3、NS5Bなどウイルス複製の中心酵素の各種阻害剤を始め、NS5Aなどその他のウイルス蛋白に対する阻害剤の報告もありました。近い将来この中のいくつかの薬剤が臨床応用され、HCVに対する抗ウイルス療法も変化していく可能性を感じました。
学会日程はタイトであり,息抜きをかねて4日目の午後は学会をぬけ、電車でエジンバラへ行きエジンバラ城を観光してきました。また毎晩レストランへ入り、各種料理を楽しみました。(味は噂どうりで、どれもいまいちでしたが)
約1週間HCVに関する最前線の研究に触れることができ非常に有意義でした。学会で得たアイデア、知識を元にさらによい研究を行っていこう考えています。」
投稿者:第一内科医局員
at 22 :26| 学会発表