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2013年5月27日

誰も知らない

 きっかけは朝日新聞の記事である。
 映画が公開された頃に家内が見に行って、重苦しい映画だったという感想だったので、あまり関心をもたなかったのだが、改めて見てみたい気持ちになった。
 一人きりの休日の午前を使って、見た。映画としてのできはどうなんだろう。アドリブ的な演技が多く、テンポの悪さを感じた。でも、その分、演技ではない自然な表情が見られたのだろう。ただ、この映画は、出演した子どもたちのその後を左右するだろうなという感じがした。事実、調べてみたら、子役の4人の中で現役なのは柳楽君だけのようだ。それも、大きな壁を乗り越えたことが、ドキュメンタリーとして取り上げられていた。
 いじめに遭う女子高生が朝鮮系の顔立ちの名前からも朝鮮系の女優なのは、意図があるのだろうか。彼女は女優を続けているようだ。
 次女を事故で失い、その埋葬をした後で、4人はどこへ旅立っていくのだろうか。きっぱりとした後ろ姿でありながら、現実を考えると暗澹たる気持ちになるエンディングであった。

投稿者:at Sushiat 12:17 | 日記 | コメント(0)

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