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2011年12月23日

軽蔑

 高良健吾と鈴木杏主演の映画である。
 鈴木杏の思い切りのよい演技に興味があってDVDを借りてきたのだが、これは、芸術作品だと思った。そのはずである。ちゃんと原作があって、中上健次の作品だった。
 原作を読んでいないので、映画との違いは分からないが、鈴木杏の演じるダンサーの思いきりのよさと、高良健吾演じるだめ男の情けなさが対照的で、それにしても、高良健吾は、だめ男を演じることが多いなあ。
 ちなみに、大森南朋も出ている。主役を追い詰める悪い男の役だ。悪さに凄みがあるところが、演技力のすばらしさだ。そういえば、主人公の祖父の愛人役で緑魔子という女優が出演している。歳を取ってうらぶれたカフェのママ役だが、影のある女の味をよく出している。
 

投稿者:at Sushiat 09:06| 日記 | コメント(0)

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