2010 年02 月04 日
かんじきの威力
今日も雪。朝の気温−2,4度。寒くて外に出るをためらうが、エサを待っている鴨、山羊を思うと止めるわけにも行かず、意を決して防寒具を着る。15kgのおからをリュックに詰め込み、自家用車でハ−ブ園に到着後、新しいかんじきを装着して夢創塾へ直進。新雪深は80cm余りあったが、雪の密度が高かったのか、足跡は35cmくらいしか沈下せず、昨日よりも歩きやすかった。
しかも、かんじきには雪が付着しないため、装着を感じぬ軽量に感心する。完璧の道具。
かんじきの材料はクロモジ。油気があって雪が付かないようだ。輪の大きさ、爪の位置、固定するための「サルなし」のひも、足の固定装置など、昔から引き継がれた技のすばらしさに改めて、感動する。
またも料理窯の広場で、貯蔵してあるリンゴを盗食にきたふるだぬきが、ハサミにかかる。
3年前から夢創塾の小屋に入ったり、夏野菜を盗みぐいするなど、悪さを限りなく続けてきた狸。しかし狸にすれば最良のエサ場。雪でエサがとれなく小屋に入り込んだ模様。
このふるだぬき、夏から右脇腹周辺の毛が脱毛していて皮膚が「かさぶた」状だったのが、今も治っておらず、痛ましい姿態。
この冬を生き抜いてほしいとハサミを解いてやる。外が深い雪であることを知ってか、雪中に出ず、小屋の隅に隠れてしまった。痛い目に遭ったので、当分は悪さをしないことだろう。そのためにも、リンゴはきっちり保管しよう。
投稿者:ながさきat 19 :55| 日記