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2010 年09 月28 日

花炭、和紙の技磨き

9月に入って3回目の「お花炭」(ススキ&ヤマブドウ)を窯から出した。
新方式の、一斗缶に段重ね方式で処理した、ヤマブドウやススキの穂花炭は、予想以上に黒の色つやが良く上出来でした。しかもススキに4〜5カ所の玉虫色が焼き付かれていた。
しかし、研修生Aのヤマブドウ花炭は、半分が「灰」になり失敗。かろうじて半分が残っていたので、これを家に持ち帰る。
初めての挑戦、包みからのヤマブドウ解体に難儀することだろう。

雨の中、楮を朝から煮詰める(3日間で20時間)。昼過ぎにようやく柔らかくなり、釜から取り出し、水にさらして脱色を図る。茶色の皮が徐々に白色もどきに脱色する。
それと共に、黒いキズがたくさん出現してきた。明日このキズを除去する予定。
すべてが人力作業。準備に手間暇かかるが、研修生が手伝ってくれたので、苦にならず。

上記の作業と並行して、新たに2基の塩作り釜を設置し、併せて4基の釜で塩作りに挑戦。
早速、3,5kgの粗塩を採集、袋に収め天井に吊し、叩いて二ガリを除去。乾燥させるため、釜の前に吊す。効果の程は?
尚、先般窯の天井熱で乾燥した塩を、A氏が手際よく袋詰めしてくれた。大助かり!!







投稿者:ながさきat 19 :11| 日記 | コメント(0 )

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