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2011 年01 月15 日

卒業台紙を漉く

猛烈に降る雪の中、朝から合掌小屋で注文のあった卒業台紙を50枚余りを漉く。
厚い台紙づくりは2枚を重ねて1枚に仕上げるため、結果的には100枚以上漉きあげたことになる。
 漉き始めから10枚ぐらいまで、受け台に大きな気泡が出て、トロロアオイの調合に手間取る。しかし、時間の経過と共に、気泡も出なくなり、厚みも出来上がりで0,15mm前後の狙った台紙が漉けるようになる。3時過ぎに漉き終わり、脱水するため初めはタイヤを重しにして初期脱水。その後、自作のジャッキを使った脱水機にセットして本格的に水を絞り出す。明日も徐々に絞り、午後から乾燥出来れば、卒業台紙の完成。
厳しい寒さの中での紙漉作業、水が冷たく1枚漉きあげ毎、炭火で手を温めて作業する。
非能率的だが、1枚ごと心を込めた台紙が作れたと自負する。
本物の蛭谷和紙・卒業証書台紙に使われることを誇りに思い生き甲斐を感じた。
大雪だけれど、今日も充実した日でした!!









投稿者:ながさきat 19 :50| 日記 | コメント(0 )

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