2011 年02 月12 日
バタバタ茶筅づくり
バタバタ茶を点てる茶筅づくりの名人、順一氏宅にお邪魔して、1日弟子入りをした。かって10年前、羽入の仙名氏に習い、その後も順一氏に習って自家用の茶筅を作っていたが、今ひとつ自慢にになる茶筅が出来ないので、作る手順や「薄く削ぐポイント」の課題をもって師匠の技や工夫、知恵を盗み、かつ道具の使い方を教わった。
作る手順の中で、竹を8分割した後、竹の内肉を半分へし折って除去し、さらに16分割して表皮部分を削ぎ、丸みを取って平らにする事が、穂先を薄くする秘訣であることを発見。
長年越えられなかった薄い穂先づくり(厚さ0,09mm前後)の技法を今回習得。
その他、最後の工程である、2本接合時の穴開け位置の設定方法などを実践で習う。
又、材料の根曲がり竹の選び方(3〜4年生)、竹の採集は暮れが最良などを教わる。
併せて、切れ味のよいナイフが、茶筅の善し悪しを左右するので、刃物の選定、良質の砥石が最大のポイント!!・・この点、富山市の刀士に特注した刃物が4本有り、対応可。
今回の弟子入りで、茶筅づくりのプロセスを再認識し、穂先づくりの課題も解決して有意義な日でした。記録もしたので、後日今日習得した手順や技を試しして、技術を体に覚えさせたい。
途中、作った茶筅でバタバタ茶会に参加し、ばあちゃん達と山菜料理を摘みながら、昔話や蛭谷の四方山話に抱腹転倒する。茶会がこんなに楽しい場であることを改めて知る。
茶会は情報交換場、ストレス発散場、郷土料理文化発信場、サロンか??
投稿者:ながさきat 19 :31| 日記 | コメント(0 )