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2009 年04 月19 日

お花炭窯・窯止め

朝7時にお花炭窯を見回りに行ったところ、何とすでに窯の煙が「アオ」になっていた。花炭づくりにはこのアオまで精錬をかけては、製品が灰になる可能性50%以上で、またも失敗の確率大。ショックを覚える。
原因は、早く炭化したことから、煙突の締め具合が少かったらしい。
窯が消えることを恐れ、慎重に煙突口を操作したつもりでいたが、全く効果がなかった。残念。
 それでも、麦や椿が灰になっていないことを願って、空気口、排煙口を手早く閉塞する。
直後、窯の割れ目から高圧のガス漏れが発生。早速、粘土でこれを塞ぐ。併せて、灰を水に溶かし、天井や焚き口に塗りつける。閉塞完了
灰が収縮しないので、密閉には最高の材料。
 窯止め後、水車の可動試験を行ってみる。回るがすごく重い。
原因を調べて、ビックリ。何と水車の軸受け部のベアリングが飛び出し、支障部がぶっ壊れている事を発見。私では修繕できず。放置する。
昨年来付けていた、マメ発電機を取り付ける。起電力が少なかったがランプがつき始める。今日は、発電できることを確認する。
 作業途中、今年初めて6cm余りのやせたサンショウウオを捕まえる。
春になったので、エサ探しに出たのだろうか?
手のひらにのせ、しばし愛嬌のあるサンショウウオとにらめっこした後、元の水辺に放す。近頃本当に珍しくなった。

 昼過ぎ、富山民俗の会員の加藤さんが旦那さんと、当塾を訪れる。
目的は、当地区に伝わる昆虫食についてのヒアリング。???
ハチの子、イナゴ、カブトムシの幼虫、カミキリムシの幼虫など、捕獲する方法、それを収納する器、蒸し焼きなど虫の調理方法、虫の味、保存など、昔から引き継がれてきた昆虫にかかる、食文化を聞いていった。
運良く、正信、正一氏等、古老達が集結していたので、彼らに詳しく実際を聞くことが出来て、満足した様子。
他に、欅にかかる育て方など、様々なことをヒアリング。
山里での生活の技や、生業の技や知恵を、後生に伝えてゆきたいとのおもい、本当に恐れ入りました。



投稿者:ながさきat 18 :24| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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