2009 年11 月14 日
環境窯・火入れ
今年最後の炭焼きを、雨降る中、朝7時から張り切って始めた。すでに2日前、燃焼室で予備乾燥を行った後なので、燃焼室は未だ少しぬくもりがあり、薪を投入して点火すると瞬く間に着火した。
煙突からも白い煙が順調に勢いよく立ち登って、快調なスタ−ト。
早速、窯の温度を上げるための燃料、薪の調達にかかる。3時間ほど薪割りをして200本あまりを調達。これを窯の焚き口に運んで夕方5時まで全部燃やしてしまう。その結果、排温は84度に達し、窯の中では熱分解が始まったことを確認する。所要時間10時間あまり。今回、窯の天井部に大木をびっしり詰め込んだので、炭化が遅れるのを懸念していたが、それほどでもなく安堵した。
しかし、夕方になって窯の天井部にびっくりする大きな「亀裂」を発見。その規模、幅10mm〜13mmで長さ30cm前後の亀裂が3本。あちこちの割れ目から煙ならぬ蒸気が、勢いよく噴き出していた。
かってみたことのない光景。これを処理するため、貯めてあった灰を水に溶かしてこの割れ目に詰め込む。(13年間の経験で得た究極の技)
難なく蒸気が止まり、手当成功。
7年間使ったので老朽化が進み、耐用年数も過ぎた代物なので、亀裂が今後も、頻繁に発生することだろう。
作り替える元気がないので、補修しながら上手に使いたいものだ。
木酢も外気温が低い上、雨模様なので効率のよい回収ができそうだ!
家に帰り際、炭化が順調に展開するよう、空気口を10cm×10cmに絞り、煙突の出口も1/2に絞る。これで、3日〜4日かけじっくり
炭化が始まる予定。今後の管理は、空気口と煙突の煙の出方の調整。
長年の「感」でコントロ−ルするしかなし。
投稿者:ながさきat 20 :06| 日記