2009 年12 月06 日
今日も和紙づくり
午前中は先般漉きあげた、あさひ野小学校の掛け軸台紙50枚を手製の乾燥機で仕上げる。児童等の漉いた台紙は、予想以上に剥がしにくく厚さ0.1mmの和紙の処理に四苦八苦した。
原因の1つは、一定の箇所に漉きあげた和紙を積み上げられなかったことで、一枚ごとの剥がし作業が至難の業、所要時間は通常の10倍。
そのためイライラし、精神的にパニック状況に陥る。
一枚失敗することは、その次に続く和紙もだめになるので、慎重に剥がし作業を続ける。このプレッシャ−が私には大変な重圧でした。
原因のの2つめは、児童等が漉いた和紙を強く押しつけて、積み重ねたことで、前後の和紙が一体化してしまい、剥がしグチがわからなくなった。この剥がしグチを探すのに、相当な時間を要した。時間のロスだ。
この2つが原因で、作業時間が大幅に伸び、午前中一杯かかった。
頑張った甲斐があって、児童が全員が漉いた46枚の他、予備の20枚も仕上がる。
とにかく児童等の掛け軸台紙は1部をのぞいて、成功でした。万歳!!
午後、富山市の理容学校の卒業台紙を30枚(2枚仕上げ)漉きあげる。これで要請のあった枚数を確保できる予定。
途中、高岡から来た山岳会8名がが大地山に登頂して下山、当塾の小屋で遅い昼飯。しばし雑談に加わる。
大地山の情報交換をしながら、来春の初雪山登山計画を語り合う。
投稿者:ながさきat 22 :30| 日記