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2005 年08 月10 日

お盆って何のこと

お盆(盂蘭盆会)について
 盂蘭盆(うらぼん)とは、梵語の「ウラバンナ」の音写ですが、意味は「アバランバナ」つまり倒懸(とうけん・さかさ吊り)で、通常は単に盆といわれています。この盂蘭盆会にその由来を説いた「仏説盂蘭盆経」の教えにより、後には先祖供養の行事となりましが、倒懸の苦を受ける死者のために祭を行い、三宝に供養して、その苦を免れしめる行事です。この行事はインドの古い農耕儀礼としての「ピンダの祭」、すなわち死者祭祀・祖霊祭祀と仏教の夏安居の終了に際する僧院の自恣供養会との習合したもので、それが中国に伝来されるに至って、生者(父母・六種の親属)の供養にまで拡大されるようになりました。
 我国では推古天皇14年(606)7月15日に斎会を設けたのが始まりとされていますが、本格的には斉明天皇3年(657)7月15日に、飛鳥寺(元興寺)の西に須弥山の像を作り、盂蘭盆会を催したのが初めてでしょう。聖武天皇天平5年(733)からは、盂蘭盆会の供物を大膳職の管掌と定められ、以降、平安時代には盛んに行われました。
 我が国で行われている盆行事は、中国から伝来した行事と、我国固有信仰とが習合したものであることは明らかであり、「ぼんがま」といって屋外にカマドを築き、そこで煮たきして会食する習俗が、今なお残っていることから考えても、祖霊を迎えて共食をするという古い信仰形式がこの習俗の基盤をなしており、それはまた、正月行事と非常な類似をみせているものです。
盂蘭盆会法要


投稿者:ぴるぜんat 21 :44| 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

お盆いうのは、休みがあってレジャーに行くためのものと思ってましたがな。

投稿者: 歯抜け爺 : at 2005 /08 /10 21 :45

◆コメント

またまた、そんな能天気なコメントを投稿して、おなごに受けようとおもって。

投稿者: 艦長 : at 2005 /08 /10 21 :47

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