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2011 年05 月01 日

国のあり方

我々の「肥大化した営みを支えていく為には電気を作り続けていかなければならないという国のあり方」を、この震災を機に考え直す作業を抜きにしては復興・復旧の全体像が何時まで経っても見えてはきません。石原東京都知事の「パチンコと自動販売機を止めろ」という発言がありました。全国に約256万台ある飲料の自動販売機のうち、東京電力管内には85万台あり、全国で約12500店舗あるパチンコ店は、同じく東京電力管内には約4000店舗あるそうで、東京電力管内の自動販売機とパチンコ店で消費される電力は福島原発の1基分に当るそうです。猪瀬副知事によると「都営地下鉄と東京メトロの夏のラッシュ時の消費電力は36万KWであり、パチンコ店の消費電力(84万KW)は通勤通学のための860万人の足である地下鉄よりもはるかに多い」そうです。
自動販売機やパチンコ店は単なる一例であり、「原発を止めて太陽光や風力等のクリーンエネルギーを」と言う前に、この国のあり方について根本的に考え直さなければならないのではないのでしょうか。

投稿者:ぴるぜんat 21 :09| 日記