2012 年02 月12 日
八咫烏
神武天皇が熊野山中において道に迷われた時、熊野権現のお使いとして「八咫烏」が現れ道先案内を務め、そのおかげで神武天皇は大和の国に入ることができて、日本初代の天皇として西暦紀元前660年2月11日に即位されたのです。熊野においては「烏」は熊野権現の使者とされていますが、その中で最も尊崇されているのが三本足を持つといわれている「八咫烏」です。日本サッカーリーグのマークにも三本足の烏が使われています。神を約束の立会人として、誓約を破った時には神から罰を与えてもらうために、その約束事を神符(熊野の牛王宝印)の裏に書いて神に誓ったのが「起請文」です。写真の神符はお正月に那智大社で頂いてきたものです。カラス文字で「那・智・牛・王」と書かれた牛王宝印の神符の裏に記した誓約を破ると、神と人間の間の使いをした烏が熊野で三羽が死に、本人は「血反吐を吐き、死しては無間地獄に堕ちる」というものです。
江戸時代には遊女が恋しい男に渡したという色っぽい話も残っていますが、これからの選挙ではマニフェストだとかレジェンドだとかではなくて「起請文」を作成・提出してもらうというのはどうでしょうか。
投稿者:ぴるぜんat 21 :10| 日記