2012 年02 月20 日
ビールとビール系飲料の出荷量
ビールまがいの発泡酒や第3のビールを含めた昨年の「ビール系飲料」の総出荷量は、大瓶20本を1ケースと換算して4億4238万ケースで、その割合は本来のビールが49.96%、発泡酒が15.37%、第3のビールは34.66%だったそうです。バブル経済崩壊後の94年(平成6年)頃から酒税の安い発泡酒が出始めました。03年に発泡酒の酒税が引き上げられると、更に酒税が安い第3のビールという新商品が登場しました。そして、ノンアルコールビールというのも各社から発売されていますし、韓国製の第3のビールが88円という価格でイオンブランドとして売られていたりもしています。ビールは350ml缶が215円程ですが77円の酒税が掛かっています。150円台の発泡酒には47円、130円台の第3のビールにも28円の酒税が掛けられています。
酒税はアルコール度数別に税額が決められており、15〜16度の日本酒ですと1升瓶で253円、20度の清酒になると337円、ワインは720ml瓶に40円、また25度の甲類焼酎1升には446円の酒税がかかっています。それからするとアルコール度数が5〜6%のビールの酒税は高すぎますが、かといって発泡酒や第3の飲料へとシフトしていってはデフレの進行を増長させ、経済は更に萎縮してしまいます。
投稿者:ぴるぜんat 19 :34| 日記