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2012 年03 月04 日

国産ビール市場の衰退

「7年連続売り上げNo.1」と、大豆タンパクを原料にした「その他の醸造酒(発泡性)」に分類されるキリンの「のどごし〈生〉」にいたっては350ml缶の実勢販売価格はビールの半額以下です。「ドジョウは金魚になれない」とは野田総理の弁ですが、メーカー各社は大豆やエンドウやトウモロコシが麦になれると思って商品開発を続けているのでしょうか。食感が同じだからといってもコンニャクや薩摩揚げは牛肉ではありません。

 で、「ビールと味はそれほど変わらないけれど税金の分だけ価格が安い」と四つ巴の価格競争の結果、全体のビール系飲料の消費量が底上げされたかというと結果は逆で、「ビールもどき」の発泡酒や第3のビールに本来のビール市場の50%以上が食い荒らされただけでなく、ビール市場そのものが減退してしまいました。
 

投稿者:ぴるぜんat 20 :56| 日記