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2012 年09 月26 日

一番搾り フローズン〈黒生〉

「ぴるぜん」では昭和43年の創業以来ずっと「黒ビールの樽生」も扱ってきました。「黒ビール」というのは、辛くてキレ(?)のある「ドライ」の反対をいくビールです。つまりは香ばしい匂いとコクがあるということです。なぜ黒ビールは普通のビールより色が濃いのかというと、麦芽にカラメル麦芽(麦芽に含まれる糖を加熱してカラメルという褐色の物質を作り出したもの)が加えられているからです。これが香ばしさと甘みのもとになっているのです。あまり冷やさなくても美味しいし、常温でもOKです。冬場には「温燗にしてくれ」というお客様もいらっしゃいます。普通のビールと半々で割った「ハーフ&ハーフ」や、シャンパンで割る「ブラック・ ベルベット」という飲み方もあります。また極めつけは、昔から黒ビールには体力増強の効果もあると言われており、卵の黄身を落として飲む(ノッグビール)方もいらっしゃいます。

あくまでも嗜好品であり個々人の好みがありますが、人間の味覚ほど当てにならないものはありません。「麦100%」だ、「ドライ」だ、「発泡酒」だ、はたまた「第三のビール」だと広告やメディアに煽られ・踊らされて美味いと思い込んではいませんでしょうか。

季節はまさに秋。ミュンヘンでは「オクトーバフェスタ」が開催中です。ビールを飲むのに特に季節はありませんが、秋の夜長を「ぴるぜん」で「黒ビール」を味わってみられてはいかがでしょうか。





投稿者:ぴるぜんat 21 :50| 日記