2006 年02 月18 日
ローソクを持ってケラー(ワイン貯蔵庫)に入る訳は・・・
摘み取った葡萄はすぐにタライの中に入れて足で踏み(最近は機械で圧搾)潰して、ケラーに運び込みます。そして、葡萄の香りを充分に吸収させるために3時間ほど置いた後に、搾汁します。この直後から徐々に醗酵が始まりますが、3日目あたりが音を立てて激しく醗酵します。10日から20日くらい続きます。葡萄が醗酵する時に炭酸ガスを放出するので、それ故、ケラーに入る時には空気中の炭酸ガス濃度が10%になると火が消えるローソクが危険回避のための必需品なのです。このアルコール発酵が終わると、次に穏やかな乳酸醗酵が始まります。醗酵が終わると、余分な沈殿物を取り除くための「おりびき」を行い、冬を越して春に二度目の「おりびき」を行い、これを何回か繰り返して瓶に詰められたワインは、更に瓶の中で熟成を続けるのです。そうです。ワインは瓶の中で生き続けているのです。
投稿者:ぴるぜんat 14 :26| 日記 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )
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こんな情況から色んな「怪談話」が生まれてきたのでしょうか。
投稿者: 漁労長 : at 2006 /02 /18 23 :57