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2006 年03 月25 日

八咫烏

それこそ沢山のメールをいただきました。要約いたしますと、『八咫烏の「咫」は長さの単位で「あた」と読み、1咫は親指と中指を広げた長さで4寸であるという説からすると、8咫は3尺2寸、およそ1mということになるが、字義的には大きなカラス』ということだそうです。
3本の足を持つカラスとして描かれている事に関しては、『神武東征説話を、「古事記」では「八咫烏」を高木大神が遣わし、「日本書紀」では「頭八咫烏(やたがらす)」を天照大御神が遣わしたと記されている』そうですが、『この烏の外見の描写(三本足)は両文献に無い』そうです。このように、『日本最古の史書には、「八咫烏」や「頭八咫烏」が三本足であったという記述はまったくない』そうです。神社の印に「三足烏」を使ってはいても、その由緒にも「八咫烏」の足が三本だったという話は無い』とのことです。
『中国では、太陽の中に三本足のカラスが住むと考えられており、カラスの足を三本足とするのは、陰陽五行思想によるもの』であり、『陰陽五行思想では、二は陰数で太陽にふさわしくなく、陽数である三こそが太陽にふさわしいと考えられ、そこから三本足のカラスが生まれた』との説もあるようです。

結局は、「三足烏(さんぞくう)」≠「八咫烏(やたがらす)」≠「三足烏(サムジョゴ)」との結論で良いのだと思いますが疑問が残ります。

八咫烏イラスト


投稿者:ぴるぜんat 14 :35| 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

なんで、ここんとこカラスの話ばっかしやのん?カラスがどないしたん?

投稿者: 歯抜け爺 : at 2006 /03 /25 23 :09

◆コメント

「起請文」に用いられる「おからすさん」の神符がカラス文字で描かれているところから八咫烏の話になり、いただいたメールに答えているうちに、JFAの三足烏から神武東征にと話が進んでいったのです。

投稿者: 艦長 : at 2006 /03 /25 23 :18

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