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2006 年04 月06 日

ガンジス河の水が汚いって ?

 子供はまだ充分に人生を経験していないから汚れていないし、妊婦はそんな子供を宿しているから、僧侶はすでに人生を卓越しているから遺体は透明(純粋)だという考えから、火葬にせずに石の重しをつけてガンガーの深みに沈めるのですが、沐浴をしてると、白い布で巻いたテルテル坊主みたいなのが流れているのが見えます。沐浴場の川底はヘドロというか粘土質というか・・・くるぶし辺りまでヌルッと沈み込みますが、決して海水浴場のような砂地でないことだけは確かです。死体を焼いた灰や、焼け焦げた死体の一部のような物体や木片や布片や、人間は当たり前ですが得体の知れない動物の屍骸や、生活汚物や、プラスチック製品や、ガンガーに捧げた花や、エトセトラ・エトセトラと・・・それはそれは百花繚乱とはこのことなのでしょうか、色んな物が流れています。 
 で、汚いって?ガンガーの聖なる水で沐浴すれば、全ての罪は清められ、ここで死に、遺灰がガンガーに流されるのが最高の幸福(輪廻転生の輪が断ち切れて、決して生まれかわる事が無い)なのです。そうです。ガンジス河はヒマラヤ山脈の水を集めて流れる神聖なる河なのです。汚いはずなどあるわけがありません。
ガンジス河の朝日


投稿者:ぴるぜんat 12 :38| 日記 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

更新されていないので心配していました。また始まるのですね。楽しみにしています。

投稿者: のっち : at 2006 /04 /06 13 :32

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