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2006 年05 月24 日

インドの物価について・その1

特に最近は「高い成長率」、「高度なIT技術」、「教育水準の高さ」等々とのインドを紹介する記事を目にします。確かに首都のニューデリーや、ムンバイの経済特区や、IT企業が集積しているバンガロールや、マドラス輸出加工区を見ているとそのような表現は当を得ているのではないかという気がします。しかし、インド社会は既得権と親の資産に保護されてきたほんの一握りの大富豪と大貧民の二極に分解されると言って良いと思います。「1日2ドル以下で生活している貧困層は人口の79.5%を占めている」と、国連の「人間開発報告書2005」では報告されています。2億人余りの富裕・中間層がいて、残りの8億9千万人は貧困に喘いでいるのという数字です。「急速な経済発展に伴って中間所得層が出現した」としている、その中間所得層というのも、「年収2100ドルを超える高所得世帯と年収989ドルを超える中所得世帯が全世帯数の30%近くある」とか、「共働きで年収がRs.20万からRs.50万(50万円から125万円)の中間層は約1割程度」という報告もあります。また、成人の識字率は61.0%という数字もありました。
街の八百屋


投稿者:ぴるぜんat 16 :34| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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