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2008 年04 月22 日

「新たにセラ寺の僧侶400人が拘束か」の報道

「法輪」というのはお釈迦様が説いた仏教の教義を示すもので、教義(法輪)を他人に伝えることを「転法輪」と言います。インドのサルナート(鹿野苑)で、お釈迦様が悟りを開いたのちに初めて説法されたのを「初転法輪」と言い、その初転法輪寺の脇にはタルチョが掲げられたチベット寺院がありました。初転法輪寺のご本尊は釈迦牟尼仏であり、ラサの大昭寺も釈迦堂にご本尊の釈迦牟尼仏をお祀りしてありました。
「ラジオ自由アジア」は、「自治区ラサ市郊外にあるチベット仏教寺院セラ寺に18日未明、武装警官が入り、400人余りの僧侶を拘束した。ラサで大規模な暴動が起きた数日前、セラ寺では僧侶らが反政府抗議デモを行ったと伝えられ、取り締まり対象になっていた。」と報じています。そして、「新たにセラ寺の僧侶400人が拘束か」とも伝えています。
「四川省では、チベット仏教の僧侶に対して、寺院を出て実家に戻る事を強制し、僧坊や仏殿に南京錠を掛けて、北京五輪が終わるまで寺院へ帰ることを禁止した。」とか、「チベット仏教の僧侶に、ダライ・ラマを崇拝しているかどうかを尋問して、崇拝していないと答えなかった者を拘束した。」との報道もなされています。
河口慧海や多田等観がラサのセラ寺でチベット仏教を学び、その仏典を日本にもたらしたのです。善光寺の若麻績信昭寺務総長だけが意思表示をしましたが、他の仏教寺院や僧職からは何のコメントも発せられてきません。
(サルナートの初転法輪寺で、ご本尊の釈迦牟尼仏の前で日本の僧侶が説法をされている写真)
初転法輪寺での説法

投稿者:ぴるぜんat 22 :24| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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