2005 年11 月4 日
後ろ足
![右後ろ足](../upload/818436aff11766e6.jpg)
昨日ホイールシリンダ、ブレーキシュー、ショックアブソーバの
交換をしました。
どうやらこれら、新車時から交換されていなかったみたいです。
写真は下心より「シリンダーまだつかえるかなー」と思い
とりあえずフルードだけ交換して組んでみたところです。
結果はダメダメ。
リーディング側がこれ以上縮まず、ドラム引きずりまくりでした。
仕方がないので交換。
ベアリングは生きている模様なので、グリスアップだけして
そのままにしてみました。
…まだ少々ドラムを引きずります。(-_-)
シリンダ、シューは問題ないと考えられるので
・ベアリング
ガタもなく、回転そのものに問題はない模様。
・バックプレート
歪んでいる可能性があります。
・ドラム
これも歪んでいる可能性がありますが
旋盤にかませてダイヤルゲージでも当てない事には
確認の仕様がありません。
ということで、さしあたりバックプレートを仕入れましょうか。
ちなみにキャトルのリアブレーキ、
元々あんまり効かない様に出来ています。
何しろブレーキをかけて荷重が前にかかると
後ろブレーキに行く液圧を制限する仕掛けが付いています。
以前の記事にライニング剥離をあげましたが
ライニングが減るより前に
経年劣化で接着層から剥離しちゃうという事です。
それほどリアブレーキに仕事をさせない造りなんですね。
但しブレーキフルード、ゴム類は負担と関係なく劣化が進むので
適切な時期にフルード交換、各摺動部のオーバーホール等は
必要です。
ホイールシリンダの固着などは、明らかに整備不良の痕跡です。
ショックアブソーバは写真の通りルノー純正、
ザックス製造でした。
元々付いていたルノー純正、ド・カルボン製造と比べると
・スイングアーム側の目玉が小さい
・シリンダ/ロッドの向きが逆
・ダストカバーがない
という違いがありました。
取り外したド・カルボンは、オイル漏れを起こしているものの
整備士資格の参考書にも載っている「ド・カルボン式」を
体現するかのごとく、筒内充填ガスにより強烈な反発が健在で
取り外しに苦労しました。
さて、次はフロント周り…と行きたい所ですが
時期的に冷却系の整備が先ですね。
各部品やグラセオル等も仕入れてあるので
あとは時間だけです。
この方も「早くしたら?」と言っています。
![でんでん虫](../upload/186436aff6782f48.jpg)
投稿者:やat 16 :13 | 整備 | コメント(6 ) | トラックバック(0 )