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2017年8月23日

日蝕約半日後の太陽Ha,紅炎像

表第の通り↓アメリカ皆既日食終了約半日後の太陽Hα像(彩層、紅炎)全体画像↓

日本では日蝕終了後約3,4時間で太陽が上り始めているが、運悪く午後まで天候に恵まれず、半日余り経った夕方5時近くになってようやく撮影できた。↓太陽西側半分トリミング↓

↓太陽東側半分トリミング↓

(既に気付かれてると思うが)アメリカ皆既日食行を見送った代償として太陽Hα(水素輝線)専用望遠鏡LUNT60THaを入手した。/一番肝心の太陽コロナは見られないが、プロミネンス(紅炎)や太陽光球面(黒点や白斑など可視光で見られる太陽表面)外側の彩層と呼ばれる水素輝線Hα光で見られる薄い表層の様子を常時観察できる。/目視観察ではパッと見だと赤い太陽面※なのだが、よく見ると太陽周縁全体にわたって細かな刺の如く紅炎が突き出ていて、のっぺりした表面ではないこと、その紅炎のいくつかはピュっと内部コロナ層まで突き出ているのが分かる。さらに太陽本体も赤く塗り潰されているのではなく薄く淡いながらも表層全体にわたって濃淡がシワシワ模様になっているのが分かる。※Hα光は、極めて波長幅の狭い単色光です。上に書いたように目視では全体に赤く染まって見えます。※元々CCD画像は白黒L画像です。目視での印象を表すために周縁プロミネンス部分は主に赤色強調、本体彩層のシワシワ模様はオレンジ基調で赤色が影になるように擬似カラー処理しています。太陽本体がオレンジ橙色をしてるわけではありません。
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投稿者:龍吉at 10:34 | 太陽系・月 | コメント(0)

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