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2022年1月9日

1/8月齢5.7

1/8晩。昼間の好天が続いており、月齢5.7の月が西に傾き始めていた。で、今年初の月面撮影。これまた久しぶりに長光60アクロマート屈折鏡を使用した。↓
↓【1】(半月前の月を1つの写野に収めるよう)縦構図で撮ったもの↓

【データ】2022年1月8日20時8分(30fps×30秒52%)/LumixG7(ISO800,Shutter1/80sec.ダイナミック白黒モード、4K,MP4→SER)/長光60アクロ屈折(fl=1200mm)/ADVX赤道儀@自宅星見台HANA↓【2】横構図(北が上)にして南北2ショットに分けて撮影し、処理過程で1枚に合成したもの↓

月齢5.7(南北2枚合成)
【データ】2022年1月8日20時09分〜(30fps×30秒40-45%)/他は上と同じ
↓同、2ショット合成に使用した北側1ショットを静止画にしたもの↓

↓同、南側1ショットを静止画にしたもの↓

4/3版カメラ4K動画モードではfl=1000mmを超すと、&半月を超すと、1枚の写野に月が収められなくなる。半月前ならカメラを縦構図にすることで1枚に収まる。が、その場合、写野周辺に近くなるほど収差による歪みやピントのズレが出やすくなる。<特にF10以下の口径比が小さい短焦点望遠鏡の場合。/今回使用した長光60はF20という長い口径比であるため周辺収差が少なく、結果的に写野周辺部でも像の破綻は目立たない。なので(1番上の画像のように)縦構図にして半月迄の月を目いっぱい写野周辺部まで使っても歪みは目立たないことが分かる。=あえて南北に分けてまでして撮影する必要はないかも知れない。/一般に、F値の小さなN反射鏡や短焦点屈折鏡の場合は(月や惑星などの拡大撮影よりは)周辺部までシャープにするためのフラットナーやコマコレクター等の補正レンズを使用して星雲・星団などを撮影するのに適している。短焦点なので取り回しが手軽という利点もある。/F値が大きい望遠鏡は写野隅々まで使える代わりに写野が狭いので、複数のコマに分けて撮影した画像を合成する方がベターと言えそう。
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<龍吉>!(^^)!=理屈はそうかもしれないが、当夜の上空コンディションは並。口径や撮影方法の優劣を論ずるに値しない?(^_-)-☆
<はな>=^_^=小口径6cmの解像度すらも発揮できていない。撮影技術や処理術も問題だが冬空の悪気流が災いしているニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚UF15とかF20の望遠鏡は珍しく、市場にはF10以下が圧倒的に多い。製造技術の進歩と扱いやすさが決め手だワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 19:41 | 太陽系・月 | コメント(0)

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