<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2018年10月11日

1年前アルデバラン食@小松

昨年10/10未明、石川県小松市でおうし座α(アルデバラン)が月の南端をすれすれに見え隠れしながら通過する掩蔽が起こった。以下、その最終記事を再掲する。↓

10/10未明、アルデバラン食@南限界線(小松市)【最終総括版】
最初の潜入直前03h22m〜最終出現直後の03h30mまでの1分動画8本をまとめて1本の動画(倍速表示=再生時間4分)にしたもの。

上の倍速でも長くて退屈と感じる方へ↓4倍速(再生時間2分)動画↓

↓実際の経過とほぼ同じリアルタイム動画(等速、再生時間8分)↓

------------------------------------------------------------------------------------------
↓各ショットからの静止画8枚を1枚に繋いだもの↓

↓同、文字入り↓

黄色縦線区間がアルデバラン出現中/赤色縦線区間が掩蔽中(数字は掩蔽回数)
↓同、撮影開始直後の光跡を残し、以降は光跡がない月面南端部↓(比較用)↓追記へ


↓合成写野全体(文字なし)↓

【総括】
☆今回初めて限界ライン上における星食(グレージング)を体験したことで大いに興味が深まった。月南縁をアルデバランが見え隠れ(明滅)しながら通過するのをリアルタイムで目の当たりにし、一人で興奮していた。(笑)/ある意味ISS国際宇宙ステーションの日面通過や月面通過を捉えるのと共通するスリリングな面白さも感じた。これをきっかけに「星食」にもハマりそうな予感がする。☆彡
【今後のために備忘録】
★星食を起こす星を写野中央にする>動いているのは恒星ではなく月(公転運動)。
★撮影時刻が分かるようにする>キャプチャーソフトで時刻表示設定できそう。
★スパイダーが無い光学系を利用する>回折光で星が十字形にならないように。
【データ】アルデバラン食/2017年10月10日3時22分-30分(各60秒AVI→MP4)/ZWO ASI178MM(Gain250,Gamma75,Shutter0.5ms,18fps,AVI)/GS200RC(fl=1600mm)直焦点/ADVX赤道儀@石川県小松市↓上の撮影に使用した望遠鏡↓GS200RC&ADVX赤道儀&ASI178MM

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
<龍吉>月面スレスレにアルデバランが見え隠れしながら通過するのを初めて目撃した。
<はな>1年前のことなど、覚えているわけがニャい。
<ソラ>1年前はこの世に生まれてないワン。


HomePage(Nifty)(NSK)すたーりぃないとハナのWeb天文台はなのWeb天文台Twitter

投稿者:龍吉at 18:16| 太陽系・月 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須