<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2020年07月20日

初見参ネオワイズ彗星

7/19晩。雲間&薄雲越しではあるが、ようやくネオワイズ彗星を捉えることができた。20時頃までは日没時の薄明で空が明るく探しづらい。20時過ぎると明るい星から見え始めるので探しやすくなる。北東方向に北斗七星(ひしゃく)が下向きになって見える筈なので、その左下辺りを双眼鏡で探すと見つかると思う。現在2等台の明るさだが、いきなり肉眼で見つけることはちょっと厳しいように思う。小型でも良いから低倍率双眼鏡を使った方が良い。20時過ぎると空の条件良ければ肉眼でも恒星として見つけられる。
↓FS60CB(fl=255mm)で撮影した同彗星↓通常処理、周囲トリミング

↑目を凝らしてよ〜く(心眼で)見ると微かにイオンテールの存在が分かる↑
↓同、薄雲にかき消されたイオンテールをHDR強調したもの↓

↓同、スタック処理直後の元画像↓

↑これが一番双眼鏡で見た目の印象に近い↑
彗星について何の情報も知らない誰もが「あれっ?」と気付くのが大彗星。
イケヤ・セキ彗星、ベネット彗星、ウエスト彗星、百武彗星等。
↑これに続く(予備知識さえあれば)肉眼でも見えた彗星は、百武彗星、ヘールボップ彗星、コホーテク彗星、等々
このクラスで、ヘールボップとコホーテクの間辺りに今回のネオワイズ彗星が入るのではないかと思う。
撮影風景

ステラショット画面1

ステラショット画面2

撮影中のステラショット画像切り出し


23日に近地点通過ということなので、来週まではさほど遠ざからないので今が見ごろ。ただ、明日が新月なので以降は夕方の空に月が現れ、日に日に太くなり明るさが増す。
【データ】7/19ネオワイズ彗星/2020年7月19日19時58分〜(10〜15秒40枚)/EOS6D(HKIR,ISO400-1250,RAW-FTS-TIF)/FS60C(B改fl=255mm)/GPD(SynScan改)赤道儀ステラショット制御&放置追尾@砺波市安川
-------------------------------------------------------------
<龍吉>!(^^)!気になっていたので、何はともあれ目撃できたのは良かった。(^_-)-☆
<はな>=^_^=おおよその位置さえ把握していれば肉眼でも見つけられると思うニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U予め双眼鏡等で見つけておけば肉眼確認しやすいと思うワン▽・。・▽

HomePage(Nifty)(NSK)すたーりぃないとはなのWeb天文台Twitter

投稿者:龍吉at 21:16| 彗星・流星 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須