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2006 年05 月02 日

プレイベント その8

モーツアルトの音楽は、ロココ様式といわれるようにコロコロ(!?)と転がったり跳ねたりするような音が特徴的ですが、現代のピアノで演奏されるのを聴くと、時には元気がよすぎるなぁと感じる方もおられるのではないでしょうか。
それを“モーツアルトの音”で聴いてみると、元気のいい音たちが、ドレスのレース編みや装飾工芸品のように柔らかな音のふくらみに変わったように感じました。あぁモーツアルトはこんな音楽を作りたかったのだなと、何となく腑に落ちたような気がしたのです。
途中に、楽器の説明も入りましたが、現代のピアノとの大きな違い、その柔らかい音、音楽会の新しい楽しみ方を感じることができたのではないかと思います。

実はこの日、アンケートで一番好評だったのは、ソプラノ歌手の方でした。珠洲ではこれまでクラシックの歌手の公演を聴く機会が少なかったのだということです。ソプラノの大前さん、ピアノの高森さんが、本当に素晴らしい演奏をして下さったからこそ、珠洲での新たな楽しみを体験することができたと言えるのではないでしょうか。
お二方は富山から、長時間かけてお出でいただきました。本当にありがとうございました。

一つだけ残念だったこと。当日は野球のWBC決勝の時間に丁度ぶつかってしまったのでした。野球を見ていて行けなかったよ、とおっしゃる方が大勢おられました。

狼煙2


投稿者:ラポルトすずスタッフat 13 :39| プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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