2006 年6 月3 日

プレイベント その13

そうです。今度はいいピアノですから。。^^;
3月5日に柳沢さんに弾いていただいたピアノはというと…アップライトのピアノで、しかもかなり古いものでした。MIKIピアノという名前が書いてあります。今はないメーカーなのでは…
オーケストラ・アンサンブル金沢のゼネラルマネージャー、山田さんがずっと使っていて寄贈されたものなのだそうです。山田さんは飯田の方ですし、高校の先生をなさっていたときにブラスバンドを指導されて、現在の盛り上りの基礎を作られた方ですから、“由緒正しき”ピアノという訳です。ただ、今の状態はちょっと。。。アンケートでもピアノのことを書かれた方が大勢おられました。
「今度はもっといいピアノで聴きたい」「柳沢さんにいいピアノを弾かせてあげて下さい」・・今度はホールのフルコンサートピアノを弾いていただくことができますので、こうした皆様の声にお応えすることができると思います。
でも、飯田公民館の古いピアノ、私としては決して嫌いではないんです。古いピアノの音には独特のものがあります。もちろんアップライトですから、大きな音は出ませんし限界はあります。ですが、それでも独特の風合いのある音がしていたと思うのです。それは古くならなければ出ないような音、新しいピアノには決して出せない音なのです。これまで過ごしてきた時間、弾かれてきた音楽が、この音を作ってきたのでしょう。
これから新しいピアノがどんな音を身に付けていくか、それも楽しみの一つとして見守りたいと思います。飯田ブログ2



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2006 年6 月2 日

プレイベント その12

これまで3月に行ったプレイベントを振り返ってきましたが、また今月、プレイベントのような催しを行うことになりました。6月25日(日)にラポルトすず開館前の一般公開を行いますが、その中で大ホールを会場にミニコンサートを開催します。時間などの詳細は「広報すず6月号」などで紹介していますのでご参照ください。
このミニコンサートでは、ちょっと盛り沢山に(ミニ、じゃないですね・・・^^;)たくさんの方に出演していただきますが、3月5日のプレイベントに出演していただいたピアニスト、柳沢咲子さんも登場します。というか、今回は半分プロデューサーのような立場で、企画にも参加していただいているのです。
飯田ブログ1



さて、3月5日のプレイベント。以前にもお話した通り、タイヘンな盛況でした。多目的ホールとして初めて行うイベントでしたし、企画の竹田さん(ふるさと塾)とも話していたのは「30人くらいは来て欲しいですねぇ・・・」。それが当日は120人を超える人がお出でになり、会場はあふれてしまいました。飯田公民館さんには、追加でスリッパや椅子を出して頂いたり、タイヘンなご苦労をおかけしてしまいました。(それでもスリッパや椅子は足りませんでした・・・m(_ _)m)段取りが悪くて申し訳ありませんでした。
そして、本当にいろんな皆さんに支えていただいている、そういう実感をもつことができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今度のミニコンサートにもまたお出でください。今度は会場も広いですし、ピアノも大きな、いいピアノですので、さらに楽しんでいただけることと思います。
(つ)

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2006 年5 月28 日

プレイベント その11

アマチュアミュージシャンのフェスティバルをやりたい、と思った理由は他にもあります。3月12日の宝湯ライブには、中学生バンドも参加していたのです。スプラッシュのメンバーの1人(中学の先生です!)が指導しているとのことでしたが、なかなかどうして、立派な演奏ぶりでした。
彼らのような若者が人前で音楽をやろうとした場合、これまではブラスバンドしか、選択肢が無かったのではないでしょうか。。。(そうでもないかもしれませんが)そうすると、音楽が好きでも諦めてしまった人もいたのでは・・・・
決して、ブラスバンドが良くないと言っているのではありません(お間違えなく!)が、ブラスじゃない音楽が好きだという若者もいると思うのです。人の好みというのは仕方のないものですから。そうした人達にもいろんなチャンスがあってもいいのではないか、中学生バンドの演奏を聴いていてふとそう考えたのでした。
若い人にとって、そしてもちろん“心の”若い人にも、可能性が開けていて、選択肢が数多くある、というのは大切なことだと思います。普段から、決して選択肢が少ない訳ではないのですが、どうしても自分で壁を作ってしまって閉塞感をもってしまうことがあるかもしれません。そうした時に、ラポルトすず(多目的ホール)がお役に立てれば、と思っています。
(つ)鵜飼2



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2006 年5 月27 日

プレイベント その10

3月12日のプレイベントの内容を簡単にご紹介しますと、当初の「フォーラムふるさと塾」の竹田さん(プレイベント4回を通して、司会を始め企画運営その他多大なご協力を、ふるさと塾の皆さんから頂きました。皆さんのお力がなければプレイベントを行うことはできませんでした。この場を借りて改めて感謝申し上げます。有難うございました。)の企画では、バンド「スプラッシュ」のライブを宝湯で聴きたい、ということだったのです。
それがそれが・・・スプラッシュの橋元さんがノリにノッて下さり、能登町から輪島から町野から、アマチュアミュージシャン大集合!となったという訳です。さらに、アマチュアミュージシャンだけでなく、詩吟や剣舞、謡(うたい)に『さんにょもん』まで飛び出し、大演芸会のように盛り上がっていましたが・・・
それにしても、地元で活動するアマチュアミュージシャンの方が、これほどおいでるとは知りませんでした。珠洲だけでなく輪島や能登町からも(たぶんノーギャラで^^;)ご参加くださり本当に有難うございました。ラポルトのホールは、こういうミュージシャンの方たちのためにもあるのです。何かフェスティバルのようなものが開催できないものだろうかと思いました。
全国的に有名な「フジロック」ならぬ、能登の「フユ(冬)ロック」(!)というのがふと頭に浮かびましたが、ホントに何らかの形でアマチュアミュージシャンの音楽祭のようなものを開くことができればいいですね。
この日盛り上げてくださった皆さんのお気持ちに応えるためにも。

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2006 年5 月22 日

プレイベント その9

プレイベントのお話が途中でした。。(^^
3月12日の第2回目のプレイベント、当日は大雪でした。会場も4回のうちで最も広い会場だったのですが、ちょっと肩透かしにあったような感じだったのです。長く活動しておられる人気バンド「スプラッシュ」のライブ、しかもそのホームグラウンドとでも呼ぶべき『宝湯』の2階“宴会場”(と呼んでいいのでしょうか・・)で! 気分もかなり盛り上がっていたのですが。。。
それでも、橋元さん(スプラッシュ・メンバー&宝湯オーナー)のたいへんなご協力で、奥能登のアマチュアミュージシャンが全員集まったのではないかと思った盛り沢山のプログラム、それに剣舞や謡など地元愛好家のステージもあったりして(さらに銭湯の無料開放も!)、一日「宝湯デー」となりました。
この宝湯の2階、知る人ぞ知る穴場だったそうですが、このような形では長く使っていなかったそうです。でも本当にいい雰囲気の場所だったので、この日の復活を機にまたライブスポット(!)として使われるといいですね。ラポルトすず(珠洲市多目的ホール)のサテライト・ホールとしても使わせていただきたいものです。



鵜飼1



投稿者:ラポルトすずスタッフat 20 :33 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年5 月2 日

プレイベント その8

モーツアルトの音楽は、ロココ様式といわれるようにコロコロ(!?)と転がったり跳ねたりするような音が特徴的ですが、現代のピアノで演奏されるのを聴くと、時には元気がよすぎるなぁと感じる方もおられるのではないでしょうか。
それを“モーツアルトの音”で聴いてみると、元気のいい音たちが、ドレスのレース編みや装飾工芸品のように柔らかな音のふくらみに変わったように感じました。あぁモーツアルトはこんな音楽を作りたかったのだなと、何となく腑に落ちたような気がしたのです。
途中に、楽器の説明も入りましたが、現代のピアノとの大きな違い、その柔らかい音、音楽会の新しい楽しみ方を感じることができたのではないかと思います。

実はこの日、アンケートで一番好評だったのは、ソプラノ歌手の方でした。珠洲ではこれまでクラシックの歌手の公演を聴く機会が少なかったのだということです。ソプラノの大前さん、ピアノの高森さんが、本当に素晴らしい演奏をして下さったからこそ、珠洲での新たな楽しみを体験することができたと言えるのではないでしょうか。
お二方は富山から、長時間かけてお出でいただきました。本当にありがとうございました。

一つだけ残念だったこと。当日は野球のWBC決勝の時間に丁度ぶつかってしまったのでした。野球を見ていて行けなかったよ、とおっしゃる方が大勢おられました。

狼煙2



投稿者:ラポルトすずスタッフat 13 :39 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月29 日

プレイベント その7

3月21日の会場として使わせていただいた「画廊民宿てらい」さんのしょうゆ蔵は、とても素敵な場所です。でもその知名度に比べて、訪れたことのある人は意外に少ないようなのが残念です。珠洲ではよく知られた日展作家、寺井重三さんの絵がびっしりと壁を埋め尽くしているこの場所を初めて見せていただいた時、モーツアルトにぴったりの場所だと感じました。予想通り、演奏会は素晴らしい雰囲気でした。絵の中の女の子たちも一緒に耳を傾けているようでした。
ただ、蔵ですから、演奏者や楽器には少し厳しい条件だったのかもしれません。特に楽器、レプリカとはいえモーツアルトが使っていた時代のままを復元したものですから、とてもデリケートです。そのぶん音もデリケートで、それが魅力なのですが、やはり調整には苦労されていたようです(写真)。天気が良くて爽やかな日だったのは楽器にとっても幸いでした。

しょうゆ蔵



投稿者:ラポルトすずスタッフat 20 :48 | プレイベント | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月28 日

プレイベント その6

楽器と音楽との関係のお話が出てきましたが、3月21日に狼煙町しょうゆ蔵(画廊民宿てらい)で行ったプレイベントは、それを強く感じるものとなりました。

今年2006年に生誕250年を迎えた作曲家、モーツアルト。彼の生きていた時代にピアノはまだ生まれていなかったのですね。当時あったのはピアノの前身、今ではフォルテピアノと呼ばれている楽器でしたので、彼はそのフォルテピアノを弾きながら作曲していた訳です。
そうすると、モーツアルトの“ピアノ曲”を、ピアノじゃなくてフォルテピアノで弾いてみたら・・・もしかしたらピアノで弾くのとは違う曲のように聞こえるんじゃないでしょうか。そしてそれは、モーツアルトが聴いていた響きであり、曲のイメージのはずです。果たしてどんな違いがあるのでしょうか?それとも違いはないのでしょうか。

こんな楽しみ方を期待しながら、モーツアルトが実際に使っていたのと同じ型のフォルテピアノを借りて、モーツアルトの曲ばかりのコンサートになりました。5704451ad015703b.pdf

投稿者:ラポルトすずスタッフat 14 :50 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月25 日

プレイベント その5

写真を見てお気付きになると思いますが、鶴見さんが弾かれているピアノ、きれいなピアノだとお思いになりませんか?こんなピアノが正院の公民館にあったんだろうか?? これ実は借りてきたピアノなのです。
せっかく、人気の鶴見彩さんにお出で頂くのですから、いいピアノを用意したいと思いました。でもどうやってピアノを用意するか、予算の問題もありますので、なかなかいい方法が見つかりません。かなり長い間悩んでいたのですが、偶然にも貸出用のピアノをお持ちの楽器屋さんと知合うことができ、そして思ったより安いお値段でお借りすることができたのです。ああ、これで鶴見さんに来てもらえる、と急いで会場を探し、日程を決めたことを思い出します。
ピアノはスタインウェイ。グランドピアノでは少し小型のB型というタイプでしたが、公民館には充分すぎるほどの大きさ。しかも黒色ではなくマホガニーの木目が美しい、サロン向きに作られたもの。そして1920年代の製造、いわゆる「ヴィンテージもの」で、音は美しく輝かしい、素晴らしいピアノでした。珠洲にこれまでこんな音のするピアノが来たことはなかったのではないでしょうか。
こういう輝かしい音のピアノには、ショパンやリストなど華やかな曲が似合います。鶴見さんの組まれたプログラムは、この楽器の特徴が十分に考慮されていたようで、ショパン、リスト、そしてこれまた素晴らしいドビュッシーが並んでいました。曲と楽器のコンビネーション、ドビュッシーにちなんでフランス料理とワインの言葉で言うなら、マリアージュとでも言うのでしょうか、そのいい関係を楽しませて頂いたと思います。観客の皆様も十分満足して頂いたことでしょう。
ピアノは高価なもの程いい、という単純なものではないのですね。音の特徴を生かす曲と、それを十分に表現する演奏者があってこそ、ピアノが生きるというものです。曲に合わせて楽器を選ぶ、そういう考え方も必要なのだと、改めて実感しました。

音は、実際にその場で体験していただかないと、言葉や録音ではお伝えすることはできません。今回ご参加頂けなかった皆様、また次の機会をお楽しみに。正院3



投稿者:ラポルトすずスタッフat 22 :48 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月24 日

プレイベント その4

鶴見彩さんには、ちょっとムリなお願いをしました。。。曲目紹介をして頂けませんか、と。
一般的には、クラシックのコンサートで演奏者ご本人のMCが入ることはありません。演奏に集中していただくため、曲目紹介はプログラムに載せるか、別の司会者が行うのが普通のようです。ですが、鶴見さんは「珠洲ゆかりのピアニスト」(お父さんが珠洲出身)、また、曲目について演奏者ほど専門の人はいません。そこで無理を承知で打診してみたところ、こころよく引き受けてくださいました。(ありがとうございます!)
当日は、鶴見さんの人柄がよく伺える楽しいお話ぶりでした。来場者のアンケートでも、お話は大変好評で、多くの方が鶴見さんのお話とその人柄についてコメントを寄せていました。ただやはり、演奏のときに使う脳の部分と、お話のときに使う脳の部分は異なるのだそうで、大変な苦労があるそうです。それでも演奏は素晴らしく、またお話にも手抜きをされることなく、素晴らしいひと時を過ごさせて頂きました。
鶴見さんには改めて御礼申し上げます。無理をお願いして申し訳ありません。ありがとうございました。・・・また次回もお願いしてしまうかもしれません。(^^;正院2



投稿者:ラポルトすずスタッフat 19 :23 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月16 日

プレイベント その3

3月26日のプレイベントは、正院公民館で鶴見彩さんの演奏会でした。鶴見さんは金沢で引っ張りだこのピアニスト、お忙しいスケジュールの合間を縫って、何とか来て頂くことができました。
4月から東京芸大の非常勤講師にもなられるとのことで、3月16日には北國新聞に大きな特集記事が載りました。そうすると、また収容人数のことが気になります。でも正院公民館なら大丈夫。ふすまを開ければどんどん広げられる構造になっています。さあ来い…! でもちょっと広報を控えた影響か、驚くほどの人出とはいきませんでした。それに当日いろんなイベントが重なっていたんです。特に子供たちの行事があったのが少し残念でした。子供たちにこそ来てもらいたかったのですが。。。
それでも80人以上!のご参加で、予定していた椅子はほとんど埋まりました。あまり演奏会を開いたことがなかった会場だそうですが、天井の形のせいか音響もよく、とてもいい雰囲気の演奏会になりました。正院



投稿者:ラポルトすずスタッフat 19 :24 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月15 日

プレイベント その2

3月にプレイベント?知らなかったよ、とおっしゃる方があるかもしれません。知ってたら行きたかったのに…と思われた方ごめんなさい。
でも、広報すず3月号に掲載したり、北國・北陸中日の新聞記事に取り上げて頂いたり、してはいたのです。ただ、市のホームページには載せませんでしたし、途中から広報するのを少し控えめにしてしまったのでした。それは、なぜかというと…
最初に飯田公民館で行ったイベントで、予想人数の倍以上、50人位の会場に120人を超えるお客様にお出で頂いたためでした。皆さんの関心の高さや熱気は本当に有難かったですし、圧倒されもしたのですが、そこで頭をよぎったのは、他の会場で入りきれなかったらどうしよう、ということだったのです。
いい音楽、いい催しはできるだけ沢山の方に楽しんで頂きたい、そういう気持ちは常に持っているのですが、入りきれなくてご迷惑をかけてもいけないし、、という状況との葛藤がありました。でも、少なくとも情報だけはちゃんとお届けしなければ、と心を新たにしているところです。

投稿者:ラポルトすずスタッフat 11 :24 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年4 月12 日

プレイベント その1

3月に4回のプレイベントを行いました。
できるだけ市内各地区で行いたいと考えて、いくつも企画していたのですが、準備期間が少なかったこともあって、飯田、鵜飼、狼煙、正院での開催となりました。開催できなかった地区の皆さん、本当にごめんなさい!m(_ _)m 
また機会を見つけて企画したいと思っていますので、そのときには是非ご参加ください。お楽しみに。

投稿者:ラポルトすずスタッフat 14 :48 | プレイベント | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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